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植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

高校生はもっと就職について考えた方がいい

僕は、飛行機を設計する仕事がしたいと思いました。
ずーっと飛行機やロケットが好きでしたが、中学生の頃に、
NHKの番組で、飛行機を設計している人達の姿を見る機会がありました。
製図板と、ドラフターで、図面をかいていました。
その姿が、とてもかっこよく見えたのです。
 
飛行機を設計したいと思ったので、
飛行機を設計した人の本を読みました。
すると、航空力学や、流体力学が必要だとわかりました。
高校生になっていた僕は、本屋で、飛行機設計論などの本を買いました。
そして、航空力学や、流体力学を学ぶためには、
工業大学にいくといいということを知ります。
だから僕は、工業大学に行くことにしました。
 
僕が、大学を選んだのは、自分のやりたい仕事に必要な知識を得るためです。
 
僕は、高校生は、もっと就職について考えるべきだと思います。
残念ながら、いまの高校、とくに進学校では
高卒で就職なんて、負け組のように言われてしまいます。
でも、大学行ったあとに、ほとんどの人は、なんらかの仕事に就職します。
だから、就職について考えるべきだと思います。
 
ところが、高校は忙しすぎて、「やりたいことは、大学に行ってから考えなさい。」などと言われてしまいます。
そういうことを言う大人は、大学をなんだと思ってるのでしょう?
大学とは、専門の高度な教育を受ける場所です。
とても狭い領域の、高度な知識を得る場所です。
そこでは、自由度はとても低くなるのです。
 
なぜ、高校の進路指導は、偏差値に基づく進学先指導になってるのでしょう?
本当は、人生の進路なのですから、職業や就職について、もっと考えるべきです。
 
でも実は、それをやってしまうと、「それなら、大学にいかなくてもいいじゃん」ということに気がついてしまう人が増えると思います。
事実、大学に行かなくてもできる仕事は沢山あります。
でもそうなったら、受験で生計を立てている人にとっては、きっと都合が悪くなると思います。
 
僕は、進学を目的のように指導する進路指導は、間違っていると思っています。
だって、大学や専門学校は手段の一つに過ぎないのだから。
 
そして、大学や専門学校が教えてくれない能力も沢山あります。
教える事が商売として成立するのは、ニーズが多いからです。
でも、ニーズが多いと言う事は、それを学ぶ人が多いと言う事なので、競争率は高くなります。よほどがんばらないと、他者と比べられて、安くなります。
また、多くの人が学ぶことを学んでも、自分の優位性を高めることにはつながりにくいです。
 
以前、所ジョージさんがテレビで言っていました。
「タレント養成学校ってあるけど、タレントって、個々人の個性のようなものじゃん。それって、教えてもらって身につくものかな?」
 
僕の個性とも言える能力を支えているのは、おそらく、
ほかの人よりも、沢山の本を読み、沢山のテレビ(ナショジオディスカバリー、ヒストリーなど)を見て、沢山の人(特に、技術系の企業の研究者、起業家、大学生、教育関係者、沢山の子ども達)と関わる機会があるからだと思います。
要するに、ほかの人より、余計に多くやってることが、
僕を支える力になっています。
 
教えられる、与えられる範囲には、奇跡はないです。
自分で考えて、自分で試すと、個性が輝きます。
普通だと、比べられて、一番安くなります。
ちょっと違うと、必要だよ、と言われます。
 
これからの、人口減少社会を生き延びるためには、
高校生の内から、就職についてしっかり考えることが、
とても重要だと思います。
受験産業の人達に惑わされずに、自分の人生を、自分で考えて、自分で試していって欲しいです。