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植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

宇宙ビジネス

僕はロケットを作ります。
だから、ロケットについて沢山調べて考えます。
僕は、人工衛星についても考えます。

最近、ロケットをつくって、人工衛星をどんどん打ち上げるビジネス、という話を耳にします。
特に、農業支援用の衛星の話はよく聞きます。
ものすごく高性能なカメラを搭載して、農地の肥料の状態などを迅速に調べる事が出来るそうです。

でも、そのカメラを、飛行機に積んだら、もっと鮮明に詳細にうつるはずです。なんたって近いモン。
おまけに、雲の下を飛べます。
ドローンに積んでもいいでしょう。

人工衛星の発達の歴史をしらべたらいいです。
最初は、宇宙を調べるために使われました。
やがて、通信の中継として使われます。
そして、偵察衛星が現れます。
それは、高高度を飛行していた偵察機が、ミサイルの発達によって、撃墜されるようになったからです。
ってことは、撃墜される心配が無ければ、宇宙に行かなくてもいい、ということでは?

もちろん、台風とかの観測用の、大規模に地球を見つめるべき装置は、地球全体が見えるような距離に置かないといけませんから、自動的に宇宙にいくしかないです。
(そのためか、すでに静止衛星軌道は縦列駐車波の混雑だそうです。)
でも、きわめて狭い範囲を調べるだけなら、宇宙にいかなくてもいいです。

僕は、今後は、農業支援用には、突風に強い、固定翼の無人機が活躍するようになると思っています。

だから僕は、宇宙ビジネスが、そんなに巨大化するとは思っていないです。
ロケットが大勢を雇用するような産業になると思えないです。

もちろん、研究や探査の部門での宇宙開発は、まだまだ進むと思いますが、その場合は、一品ものになります。大量生産とは逆の方向になります。(現在でもそうです。)
また、現在までの商業衛星も、置き換え需要があるでしょうが、それは、従来の打ち上げ業者がやり続けます。

でも、僕は、宇宙開発は、教育と連係したときに、その真価を発揮すると思っています。