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植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

本当の自信は「比べ」なくても成立するものです。

競わせ勝たせることで、子どもの自信ややる気をふやそうとする大人はたくさんいます。
きっと、自分もそうやって自信ややる気を身につけたと思ってるのだと思います。
 
でも、実は、競って勝つことで身に付くのは、優越感や達成感です。
優越感は、自信ではありません。
達成感は、うっかりすると、燃え尽き症候群になります。
でも、優越感や達成感で、「やる気」は増えます。
 
残念ながら、優越感を得ると同時に、劣等感も得ます。
なぜなら、宇宙一、天下一にならないかぎり、
自分より上が必ずいるからです。
 
ときどき、
自分以下を作る努力をし、
自慢し、評論し、
努力する人を否定し、
自分より優位にある人にこびへつらう人がいます。
僕は、そういう人は、「比べる」ことで自己存在を保つ人だと思っています。
 
いま、ママカーストなんてのも問題になってるそうですが、
いろんなことを自慢する人がいます。
自慢しないと自己存在を保てない人です。
僕なら、そんな人には近寄りませんが、
残念ながら、比べることで自己存在を保つ人は、
そういうカーストに参加せずにはいられません。
なぜなら、自分が自己存在を感じる「カースト」は、
カースト」内でしか通用しないからです。
だから、劣等感を感じながら、優越感を得ます。
それは、あまり健康的には見えないです。
 
そのスタート地点は、「比べる」ことで、子どもの自信ややる気をふやそうとすることにあるような気がします。
 
もちろん、競って勝つことも悪いことではないです。
でも、本当は、勝って得られるのは「哀」です。
そして、「哀しみ」を知ると、強くなります。
「強敵」とかいて「とも」と呼べるようになります。
でも、あんまり幸せな感じじゃないです。
 
僕は、子ども達と接するとき、子どもを褒めます。
最も大事にしているのは、「優しいね」です。
もっと優しくなって、と思います。
もっと優しくなるためには、自分以下を作らなくていいと思います。
そして、優しければ、出来る仕事は沢山あります。
いくら成績が良くても、人を見下し、自慢しなければいられない人とは、僕は一緒に仕事をしたくないです。
 
優越感も、達成感も、大事と言えば大事ですが、
それは自己存在のすべてではありません。
本当の自信は、「比べ」なくても成立するものです。
 
僕は、もっとも大事なのは「優しさ」だろうと思っています。
本当の自信がある人は、優しいです。尊重できます。
そして、「優しい」って「優れる」だもんね。
本当の「優れる」は、「比べる」を必要としないのだと思います。
 
だから、子ども達を、比べないで欲しいです。
比べることで、がんばらせないで欲しいです。
子ども達の、優しさを奪わないで欲しいです。