植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

「わからない」自分を責めないで。

考え事をするときに、
いろんなことがごちゃごちゃになって、
「あー、もう、わかんねー!」
になってしまうことがあるかと思います。
 
そういうときは、
実は、「わからない」のは、結果です。
「わからない」自分を責めてはいけません。
なぜ「わからない」のかを考えるのです。
 
おそらく、最大の要因は、原因と結果の分離が出来ていないことです。
 
簡単に言うと、「困ってること」を紙に書き出すといいです。
次に、「なんで困るのか?」を書き出すといいです。
そうしたら、考えがすっきりしてきます。
慣れたら、紙に書かなくてもできるようになります。
 
「わかんねー!」ってなったときに、
「わかんない」自分を責めると、もう考えられなくなります。
なぜそうなったのか?
それは、学校で問題が解けなかったときに、
「なんでこんな事も出来ないんだ!もっと真剣にやれ!」
と怒られるからです。
だから、「出来ない自分」「わからない自分」が悪いんだと思い込んでしまうのです。
 
でも本当は、おしえた相手が、できないときは、教え方を工夫すべきです。
先生の役目は、生徒に能力をあたえることです。
やれって言って、できるのは、あたりまえです。
やれって言って、できないなら、出来るように支えるべきです。
ところが、「他のみんなが出来てるから、俺の教え方は間違っていない。わからないお前が悪いのだ」をやってしまうと、
できないこは、いつまでたっても出来ないばかりか、
できない自分を責めるようになります。
 
たとえば、クラスに一人、日本語が出来ない子がいたとします。
そのクラスで、日本語の授業をしたら、日本語がわからない子は、当然理解できないです。それは、その日本語が出来ない子が悪いのでしょうか?僕は悪いとは思わないです。
 
日本語が通じているようでも、通じてない相手は、大人でもたくさんいます。
だからこそ、伝える努力、知ってもらう努力は、不可欠です。
 
だから、「わかんねー」自分を責めないで。
なぜわからないのかを考えたら、わかるようになるから。