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植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

自分がされた嫌なことを、自分はけっしてしまい。という心は大切です。

僕はロケットを作っています。
それは、僕の夢でもビジネスでもないです。
それは、手段に過ぎないです。
でも、手段だけど、いろんなことが出来るようになってきました。
 
僕らは、ポリエチレンを燃料にしたハイブリッドロケットの開発をしています。
同時に、液体燃料と固体燃料のロケットの研究もしています。
それぞれに長所と短所があるから、用途によって使い分けるためです。だから、どれがいい!どれがだめ!なんて思わないです。
全部やる。です。
 
僕は、ロケットの特殊性を知っています。
ごく限られた用途にしか使えないです。
また、ロケットの打ち上げは、容易ではありません。
広い範囲を必要とするため、多くの人の合意がないとできません。
その調整にはすごく時間がかかり、非効率です。
そして僕は、現在人工衛星がやっている仕事の中でも、地上観測に関しては、小型固定翼無人機の方が有効なシーンも多いことを知っています。
それは、ロケットの否定とも言えますが、そもそも、ロケットに固執するつもりは無いです。ロケットは沢山ある運搬手段の一つに過ぎません。
 
僕らはロケットを作る過程で、ロケットの排気音を小さくする大型サイレンサーを作りました。遠隔操作で試験できる実験設備も作りました。すると、それらを活用するために、様々な研究機関が来てくれるようになりました。
そのおかげで、僕らは多くの知恵と経験と人脈を得られるようになり、それが、新しい仕事にもつながっています。
できることがどんどん増えています。
もうじき、低気圧状態でロケットエンジンの試験が出来る特殊な装置も作る予定です。
 
僕らは、どこからも出資を得ないので、
僕らがやってることをコマーシャルする必要がありません。
僕らのロケットを販売するつもりも今のところないので、営業する必要もありません。(そのために、僕らは、ロケットのお客さんである人工衛星と微小重力実験も自分で出来るようにしています。当分は、自分たちの研究開発で十分忙しいはずです。)
だから、僕らのやってることを知るのは困難です。
でも、地道にけっこう進んでいます。
 
僕のまわりには、僕とちがう方法で、
よりよくを求めてがんばる人達がたくさんいます。
PTA活動をがんばってる人。
ボランティアをがんばってる人。
災害支援をがんばってる人。
でも、そういう人たちの事を、
「よーやるわ」「なにそれ自慢」「余裕あるやつはいいよね」
という人達もいます。
ちょっと心がざわつきますが、こういうことを言う人達は、何もしないから、競合にも障壁にもなりません。だから気にしなくてもいいです。
でも、気にしてしまう人達はいます。当たり前です。
 
人の人生やお金を、何に使おうが、それは個人の自由です。
でもそれを、否定したり、愚かな行為だと評論する人は少なくないです。
きっと、同じ事をされた人だと思います。
 
人は、2種類います。
自分がされた嫌なことを、自分は決してしまい、と思う人と、
自分がされた嫌なことを、誰かにしないと、自分だけ損をする、と思う人。
後者は、とても心が弱いので、絶対に、歯向かってこない相手にしかやりません。その結果、それは、弱い人に向かってどんどん連鎖蓄積されていきます。とても不幸な連鎖です。
 
その連鎖を断ち切るためには、
「自分がされた嫌なことを、自分は決してしまい。」と思う心です。
これは、たしか幼稚園くらいで習うはずでは・・・
 
そういう人が増えたら、他人の人生に土足で踏み込んでくるような人は減っていくと思います。