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植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

いじめを減らすためには、子どもの自己肯定感を増やすのが効果的。

いじめは、悲しいです。
人が人から尊重されず、見下され、存在を「不要だ」と言われるのは、悲しいです。
人は人から必要とされたいです。
だからこそ、必要とされないのは、悲しいです。
 
いじめはしてはならないということを、みんな知っています。
でも、いじめはなくなりません。
すなわち、いじめは、知識では防げないということです。
 
いじめは、なぜ生じるのかを考えてみました。
 
僕が見てきた限りでは、いじめは
(1)自信がない、から自分以下をつくって自分を守ろうとする人
(2)相手が苦しむのを見て快感を覚える人
がやっているような感じがします。
 
(2)は、相手の立場で考えることを教えたら解決することもありますが、医学的な治療が必要な場合もあります。
でも、(2)の人達は、数的にはかなり少ないです。
 
だから僕は、(1)のほうが、対策すれば、効果が大きいと思っています。
 
なぜ、日本の子ども達は自己肯定感が低いのか?
 
多くの教育者が、子ども達の自己肯定感の低さを問題視しています。
自己肯定感が低くなるのには、いろんな理由があります。
保護者の自己肯定感が低く、子どもの自信を奪ってるケースがあります。
所得の問題で、劣等感を感じる子もいます。
ほかには、成績がよくないことや、いろんなことがあります。
あってあたりまえです。
大事なのは、どうやったら自己肯定感が増えるのか?です。
 
そこで、大人がやらかすのが、間違った自信の増やし方を教えてしまうことです。
 
とにかく成績を上げさせようとする人がいます。
部活や勉強を沢山させます。
成績が上がった子は、自己肯定感が増えます。
でも、その背景には、成績で負ける子がいます。
そして、「成績が評価されない社会」にでたら、その自己肯定感は、消えてしまうことがあります。
むしろ、そのために費やした時間や努力が無駄だったと思って、
絶望してしまう人もいます。
また、無理な進学をさせた結果、莫大な借金を背負い、家族が苦しむケースもあります。
 
実は、比べる自信は間違った自信です。
比べる自信は、追えば追うほど、自信を失います。
 
本当の自信は、比べなくて成り立つものです。
その本当の自信こそが、自己肯定感になります。
 
本当の自信は、興味と好奇心を満たすことで得られることが多いです。
「やってみたい!」「知りたい!」が、「できた!」「わかった!」になると、比べない自信が増えます。
でも、現在の教育は、興味と好奇心を奪う事があります。
子ども達の、「やってみたい!」「知りたい!」が、
学校の成績評価に関係ない場合、それらは無価値になります。
これでは、自己肯定感は増えないです。
 
たまたま、自分のやりたいことが、学校の評価することだった場合、自己肯定感は増えますが、そもそも、「他者評価」を「自己存在」にするのはとても危険です。
他人に評価されないと自分を保てない人は、評価者がいなくなったり、低い評価をされただけで、自分を保てなくなるからです。
だから、評価されやすいことに走ります。
高価な物を身につけたり、自慢したり・・・
 
子どもの自己肯定感を奪ってる人が、子どもの自己肯定感の低さを心配してる様子は、ナンセンスです。
 
子ども達の自己肯定感が低いと悩むのであれば、
自己肯定感を増やす努力をしたほうがいいです。
そのためには、子ども達の「興味」と「好奇心」を
いかに潰さずに伸ばすかが重要だと思います。
(同時に、子どもの自己肯定感を奪うものから、遠ざける努力も必要ですが、こちらは、なかなか難しいことが多いです。)