昔の児童書は容赦ない。
昨日、名古屋の近鉄のビルの8階の本屋さんに行きました。
4月17日になったら、駅ビル内に新しい大きな本屋さんがオープンするらしいのですが、今回は間に合いませんでした。
で、近鉄の8階の本屋さんで、見つけてしまいました。
ジャガーバックスの、妖怪シリーズ。
小学生の頃に読んで、恐怖した本です。
思わず買ってしまいました。
中身は、「なつかしー」です。
僕が最も怖いと思っていたのは「モズマ」でした。
でも、実際の絵を見てみたら、思ったよりジミでした。
いつの間にか、脳内で恐怖増強されていたようです。
僕は、小学生の頃、この妖怪シリーズは買いませんでした。
友達が学校に持ってきていたのを読ませてもらったのです。
だって、あまりにも怖いです。
こんな本が家にあったら、夜になったら何が起きるかわかりません。
そして、僕がほしかったのは、同じジャガーバックスでも、
戦車とか、飛行機とか、軍艦の本でした。
それは、いまでも大事にしています。
しかしまあ、むかしの子ども向けの本は容赦ないわ。
情報量が尋常じゃないです。しかも、総ルビ。
イラストもオーバークオリティです。
僕が10歳くらいの時に、30歳から40歳の人が作ったとしたら、その人達は、幼少期に戦争を体験した人達かな・・・
どんな人達だったんだろう。どんな思いで、こういう本を作ったんだろう。
いずれにせよ、こういう容赦ない本が、僕を育てました。
だから、子どもへの情報提供は、容赦なくいくべきだと思います。
平易な言葉で、濃密な情報を伝える。
これが、僕が強く意識している部分です。