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植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

福岡大学のベンチャー起業特論に注目すべき!

昨日は、福岡大学ベンチャー起業特論の授業をさせていただけました。

もう、何年もよんでいただけています。

担当の先生は、とても素敵な方で、最初に聞かされて感動したのが
「日本では、雇われ方しか教えていない。でも、雇い方を教えたら、その子は会社を興して人を雇うかもしれない。そうしたら、雇用問題が改善されるかもしれない。」です。

僕も、海外の教育などを勉強していて感じたのは、
海外では「雇われ方」と「雇い方」を混ぜた、「働き方」を教えているのに、
日本では、下手をしたら、「雇われ方」すら教えず、「言う事のきき方」や「募集条件のバスの仕方」しか教えていないことです。

以前、面接の時に、「趣味は読書です!」と力強く言い切った子に、僕はうれしくなって、
「最近、どんな本読んだの?」と尋ねたら、その子は口ごもってしまいました。
彼は、読書が趣味ではなかったのです。
おそらく、学校では、「趣味は読書です」と言ったら、好感度が上がる、ということを教えたのだと思います。
その子は、自分の趣味ではない読書を、採用試験に受かるために、好きです、と言わされたのです。だとしたら、学校が、子どもに嘘の付き方を教えたことになります。それでいいのかな?

福岡大学ベンチャー起業特論に参加してる子達は、年々よくなっています。
これは間違いなく、先輩達の蓄積が有効に作用していることを示しています。
このゼミでは、様々な企業と連係して、様々なプロジェクトに挑戦しています。
新製品開発や、企業の問題解決などを、どんどん経験します。
ものすごく沢山の学校外の人と関わります。そして、すごく魅力的な先輩達が毎年増えます。
その先輩達が、様々な、ちょっと変わった企業に就職したり、自分で会社を興したりして、
後輩達にさらにチャンスをつくっています。
おそらく、あと5年したら、このゼミは、日本の経済に影響を与えると僕は思っています。
それほどパワフルで魅力的な人達が、どんどん増えています。

先月の千葉の柏の葉のツタヤさんでロケット教室をしたとき、
まさに、この福岡大学ベンチャー起業特論の卒業生と再開できました。
いま、ツタヤさんは、縮小する出版の世界で、独自の展開をしています。
そのちょっと変わった挑戦に、彼が関わって頑張ってるのは、素晴らしいと思いました。

正直に言うと、このゼミの子達は、植松電機でもほしいくらいです。
まちがいなく、伸びます。そして、信頼できます。そして、素敵な人脈をもっています。
このゼミの子達を採用した会社は、彼らを自由にさせられれば、発展するでしょう。
(ただし、彼らを管理し制御しようとしたら、絶対に思うとおりにはならないです。)

日本は、明治維新のあと、爆発的に人口が増えて、2004年をピークにして、人口減少時代を迎えています。
この折り返し地点を過ぎてから、社会はすっかり変わったのです。
人口が増えている時代の常識や普通は通用しない社会になったのです。
ちょんまげがざんぎり頭になるくらいのパラダイムシフトだと思います。
この人口減少時代には、先輩が後輩を自分以下にすると、社会はさらに衰退します。
そして、「教育」と「命令」は、自分以下を作ります。
いままでは、日本人の美徳は「素直・まじめ・勤勉」でした。
でもそれは、どう考えても、ロボットの方ができてしまいます。
では、日本人から「素直・まじめ・勤勉」をとったら何が残るのでしょう?
もう、子ども達を「素直・まじめ・勤勉」にする教育は、
ロボットに負ける教育になってきました。
だから僕は、「素直・まじめ・勤勉」に変わる新しい価値観が必要なのだと思います。
僕はそれを「興味と好奇心」だと思っています。
(だから、福沢諭吉の唱えた「発育」という考え方の存在を知ってもらえたらなと思います。)

福岡大学ベンチャー起業特論のゼミでは、まさにこの、「興味と好奇心」をフルパワーで磨いています。これからの時代に求められる人材を作っています。
企業の人は、この「福岡大学ベンチャー起業特論」の生徒を採用し、彼らを自由にさせたら、間違いなく会社は発展します。彼らはきっと、ついでに町おこしもやっちゃうでしょう。そのぐらいの勢いです。
そして、進学を考える子達は、この「福岡大学ベンチャー起業特論」を受けられる学科についてぜひぜひ考えてみてほしいです。
素晴らしい先輩達の経験と人脈という資本が自分のものになります。
そして、毎年春に、僕の「福岡大学ベンチャー起業特論」スペシャル授業があります。
どこの講演とも、けっこうちがいます。ながいしね。
在学中、最大で4回くらい聞かされる羽目になると思います。

いや、それはいいわ。でもいいので、
この素晴らしい「福岡大学ベンチャー起業特論」に注目してほしいです。