植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

企業が採用条件から「学歴」を外したら、どうなるね。

もしも、大学進学の理由が、
「なんでもいいから、大卒の資格がほしい」だとしたら、それは、「資格を金で買ってる」に限りなく近い状態です。
そりゃ、つけ込まれるよ。
大喜びで、高い金で売ってくれる人が続出するでしょう。
 
大学卒の資格がほしいのは、「よりよい就職」のため、だと思います。
企業が、大卒と高卒とで、採用に差をつけてるからですね。
 
で、その企業なんですけど、
企業で働いている人達も、子どもを育てています。
そして、子どもの教育費を払うために必死です。
だから、高い給料を必要とします。
それを払うために、企業も大変です。
 
これって、すごくばからしいことのような気がします。
 
ということで、企業が、採用条件の「学歴」を外したらいかがでしょう。
「学歴」はどうでもいいから、「採用試験」を、しっかりしたらいいと思います。
 
そうしたら、「なんでもいいから、大卒の資格がほしい」人が激減すると思います。
そうしたら、「なんだかわからないけど進学させなくちゃ」という雰囲気もなくなって、子ども達は、塾や予備校に行かなくて良くなります。大学の進学費だけではなく、塾や予備校の費用も浮きます。
そうすると、子どもを育てる親が楽になります。
そうしたら、企業も、いまの給与水準でも、みんなが安心して暮らせるようになり、働く人のメンタル面でもよくなるかも。
 
そして、子ども達は、生み出された時間で、もっとちがうことができます。
たとえば、中学高校から、就労体験をもっと増やせるかも。
そうしたら、企業にとっては、採用しやすい人材が増えるはず。
 
という理論が成り立つかもしれないので、
企業は、大至急、採用条件から「学歴」を外したらいいと思います。
それだけで、社会はかなり「ほっと」するかもよ。