植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

怒られるのはチャンスです。

先日、道路でばったり会った人と少しの時間お話しをしました。
その人は、仕事を頑張っていたけど、ミスで、お客さんを裏切るような結果になってしまったから、謝って歩いているんですといっていました。
大事なことだなあ、と思いました。
 
謝るのは、怖いです。
なぜなら、謝るってことは、怒られるってことだからです。
だから実は、謝るのが怖いのではなく、
怒られるのが怖い人が多いと思います。
 
でも、僕の経験では、ナンボ怒られても命は取られないです。
そして、頭はいくら下げても減りません。(髪の毛は減る)
 
そして、「怒られる」方が、「謝らない」より、間違いなく状態がよくなります。
 
僕は、怒り方を見つめます。
その怒り方で、その人と今後どういう関係を作るかが判断できます。
 
僕は、状態の改善と、再発の防止を求める人とは、全身全霊でおつきあいします。
そういう人は、自分の会社でもそうするでしょう。
そうすると、ミスをした人は成長します。よい仕事をするようになります。そして、その人もまた、人を育てる人になります。
こういう会社とは、末永くおつきあいすべきです。
 
でも、世の中には、ただただ、自分の不満と不愉快をぶつけ、ただただ、土下座を求めたりする人がいます。もちろん、迷惑をかけたこちらに非があるから、どんな怒られ方をしてもしょうがないのですが、そういう会社とはおつきあいしない方がいいです。
なぜなら、不必要に人を見下したり、処罰を与えようとする人は、自分の仲間にも同じことをするでしょう。
だとしたら、まともな人が定着するわけがありません。
自動的に、会社のレベルは低下して、いい仕事はできなくなります。
だから、そういう会社とは、おつきあいをしなくてよいです。
 
失敗はいやです。謝るのも嫌です。怒られるのも怖いです。
でも、そのとき、自分の信頼できるパートナーを見つけられるかもしれません。
ある意味、怒られるってのは、チャンスです。
 
だから、勇気を出して、全力で謝り、問題の原因の分析と、再発防止策をしっかりレポートにまとめましょう。