植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

臨機応変な学校。

久々の北海道は、すっかり雪国です。
 
長野の学校は、とてもステキでした。
周年事業での機会でした。講演の後に、ロケットのデモ打上が予定されていました。
でも、当日の天気は、どんより。雨雲レーダー的には、
講演の終わり頃から雨の感じ。
ロケットは平気だけど、見ている子ども達が濡れるのはかわいそう。
 
そこで、学校に着いて、まず、だめもとで、
「雨が降りそうなので、講演後に予定されていたロケットの打上を、最初にできないでしょうか?」と相談してみたところ、
「実はそう思っていました。」とのご返答。
あっというまに手配され、隣の小学校にも連絡が行き、
なんと、周年事業の記念式典のスケジュールが、いきなり変更になりました。来賓の人とか、沢山いるのに。
 
こんなに臨機応変に対応出来る学校には、なかなか出会えないです。
 
で、ロケットの打上。
幸いにして、風がほぼ収まったので、
あんまり飛ばないロケットは、Bのエンジンを装備して、
思いっきり飛ぶロケットに変身です。
見事に打ち上げ地点から20mの所に戻ってこれました。
子ども達に、元気なロケットを見せられてよかった。
 
そのあとの講演は、会場がちょっと寒くて、子ども達がかわいそうでしたが、90分のお話しを、小学生も聞いてくれました。
そして、天気は見事に雨。ロケット打ち上げておいてよかった。
 
いま、時代は大きく変化しています。
社会の変化の速度は、昔とは比べものになりません。
この変化の速度に、従来のピラミッド型の命令指揮系統は、対応出来なくなってる気がします。
これからは、臨機応変な即応力を持つ、新しい組織形態が必要な気がします。
 
この学校は、公立学校でありながら、とても臨機応変でした。この学校の組織のあり方は、これからの学校に、きっとすごく参考になる様な気がします。