植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

問題解決できない人が増えている。

最近、すごく感じるのは、
問題解決できない人が増えていることです。
 
自分の身に降りかかった問題を、
自分の力で解決できない人です。
 
なぜ解決できないのか?
 
その原因は、問題の分析ができていないことです。
 
なにが問題なのか?をしっかり考えるのが大事です。
何をしたいのか?
何が妨げなのか?
なぜ妨げなのか?
その妨げを突破するにはどうしたらいいのか?
突破できないなら、ちがう道はないのか?
 
僕は以前、いろんなメーカーと共同研究をしました。
そのとき、無理難題をふっかけられることが多かったです。
そういうときは、僕は、無理なモンは無理だ、と答えていました。だって、無理なモンは無理だもん。
でも、必ず、だったらこうしてみたら?と考えました。
「本当にこの形じゃないとだめなの?」
「本当に求めているのはこれでいいの?」
「本当にこの方法以外にないの?」
 
目指すべきはゴールです。
そのための「道」が間違ってることはよくあります。
間違った道を指示されることもあります。
でも、大事なのは、「指示された道をいくこと」ではなく、
ゴールすることです。
 
山のてっぺんに至る道は無限にあるのです。
どのルートでもかまわないです。
裏側には自動車で行ける道がついてるかもしれません。
 
この「ゴール」が理解できていないと、
人は問題を解決できません。
同じように、このゴールの共有化ができないと、
チームは力を合わせられません。
 
ゴールの遥か手前で、どの道を行くかで悩んでいたり、
この道を行くためには、この靴が必要だけど、その靴が高価だから、どうやってそのお金を稼ごうか、とか悩みはじめたら、どんどんゴールから遠ざかります。
 
もしも、ぐるぐるした解決しない問題で苦しんでいるのなら、
まずは、遥か遠くのゴールを見つめるといいです。
自分ならどうしたいのか?を考えるのが有効です。