植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

可能性のある中小企業の探し方

2004年をピークにして、
日本の人口は減少に転じました。
 
人口が減るということは、
毎年生産量を減らさないと、過剰生産になる、ということです。
 
今までは、会社の売り上げや、社員数や、店舗数を拡大することが成功の指標のように思われていましたが、それは人口増加期の話です。
人口が減ったら、それは真逆の価値になります。
 
人口減少の影響が顕著になったのは、最近です。
なぜなら、ピーク付近は、変化が緩やかだからです。
それが、これからは一層顕著になると思います。
 
こんな時期に、就職を考える若い人達は大変だと思います。
もはや、大手企業でさえ安定とは言い切れません。
昔の花形職種だった銀行も、急速に人気を失っています。
では、どんな職業がよいのでしょう?
 
で、僕の視点からのアドバイスです。
 
数年前から、経済振興の為に、中小企業に対して、国はかなりの補助金助成金を出しています。
それを受けることができた会社は、可能性があると思います。
なぜなら、
(1)国の審査を通過できるだけの書類作成能力がある。
(たいていは、銀行と連携して書類を出します。ということは、銀行とも良い信頼関係を作れているということです。)
(2)国の審査を通過できるだけの事業計画がある。
(3)後継者問題などを解決している。(してないと審査通らないことが多いです。)
(4)財務が健全である。(健全じゃないと審査が通らない)
ちなみに、
そういう補助金助成金を得た会社が倒産や破産をしたら、審査した人達にとっては困るから、かなりしっかり審査されています。
 
国の補助金助成金を得られている企業のリストは、
経済産業省をはじめとした、中小企業振興をしている省庁が発表しています。
それらを参考にしてみたらいいんじゃないかと思います。
少なくとも、僕が知ってる限り、そういう補助金助成金を得られている企業は、前向きに進化と変化の努力をしています。
経営者の意識も高いです。
そういう会社を見つける判断基準として、僕は、この国の中小企業振興の補助金助成金には、価値があると思っています。
 
植松電機も、慢性的な人手不足に陥っているので、
いままでは「都度採用」をしていましたが、
今年はまじめに募集をして、会社説明会をしようと思っています。
で、でも、したことがないから、いつ、どうやっていのか、
いまいちわかっていません。
でも、はやいほうがいいんだろうね。
もうすでに手遅れってことは・・ないことを祈る。