植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

くさつ未来プロジェクト。あなどりがたし。

2016年に、滋賀に僕を招いてくださったのは、
くさつ未来プロジェクト、という集まりでした。
 
名前だけだと、どんな組織なのかわかりませんでした。
で、当日、いつものように、会場まで徒歩で移動。
会場についたら、大勢の女性が大歓迎してくれました。
天国かと思った。じいちゃんいるかな。
 
くさつ未来プロジェクトは、子育て支援組織だそうです。だから、女性メンバーが沢山です。
そして同時に、子どもメンバーも沢山。
大人に負けないで働いています。
 
とてもいい雰囲気の素晴らしい集まりでした。
その後の懇親会で、こんなに素敵な子達には、
ロケットも体験してほしいな・・・という話をしたら、
翌年、ロケット教室を開催してくださいました。
場所だとか、確保するのすごく大変なのに。
そこで、昨年から開発した、「あんまり飛ばないペーパーロケット」が、活躍しました。
 
そして、今年。
なんと、KMPの皆さんは、ものすごい回数のロケット教室を、自分たちの力で実施してしまうというのです。
しかも、学校でも。
 
人と人とをつなぐ能力に長けている人もいます。
機械やコンピューターに詳しい人もいます。
歌声が素敵な人もいます。
ダンスがとっても朗らかな人もいます。
もちろん、得意なことがあるから、不得意なこともあるはずです。
でも、不得意なところは助けを求めて補い合って、
得意なところは、めいいっぱいに発揮して・・・
その素晴らしい助け合いが、KMPさんのパワーなのだと思います。
そしてそれは、本来の人間と人間社会のパワーのはず。
 
日本では、自信はうぬぼれと言われます。
でもね、自分を信じることを否定されたら、
自己存在は、他者評価に依存するしかないです。
人からどう見られるか・・・
人からどう思われるか・・・
そして、少しでもマイナス評価をされないためには、
いかにして、自分を出さないかが大事になってしまいます。
不得意なことがばれないように関わらない。
得意なことが自慢と思われないために関わらない。
これでは、人と人とは、助け合えないです。
力も発揮できない。
やりがいも感じられない。
こんな社会はつらすぎます。
でも、そういう社会がとても大きく広がってる。
 
そんなつらい社会の閉塞感を抜け出したかったら、
もしかしたら、KMPさんと仲良くなったらいいかも。
そこで、素直に、自分の不得意なことも、得意なことも出して見て、そして、自分のできることで助けたら、きっと、いいことがあると思います。
 
毎年再確認してる感じがします。
KMP,あなどりがたし。(ドメル将軍の口調で。わからない人は、宇宙戦艦ヤマトを見よ。これは、最高の褒め言葉です。)
 
 
 
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