仲良くなるには、趣味の容認が必要かも。
僕の会社には、わりと外国の人が来てくれます。
その人達は、僕の部屋に入ると表情が緩みます。笑顔になります。
そして、「安心した」といってくれます。
彼らにいわせると、日本人は自分を見せてくれない、のだそうです。だから、「自分はこれが好きです」という、趣味や嗜好を明確にしてもらえると、相手のことがわかって、安心できる、のだそうです。
いわれてみたら、僕も同じです。
相手のことを知ることができたら、安心します。
永田先生と初めてであったとき、永田先生は、
「ガレージ番長」という番組の話を、それはもううれしそうに教えてくれました。
その演技のない笑顔で、僕は永田先生を信じることができました。
でも日本では、趣味は道楽といわれ、悪いことのようにいう人もいます。
趣味の話をしたら
「なにそれ自慢?」「よーやるわ」「余裕ある奴はいいよね」といわれてしまうこともあります。
これでは、自分の趣味や嗜好の話など、怖くてできません。
ということは、お互いにわかり合うチャンスが減ります。
もったいない。
世の中の経済は、生活必需なこともだいじだけど、
趣味も立派な産業です。
その趣味の部分がとっても未発達な日本はもったいない気がします。
なぜ趣味が未発達か?
それは、生活必需のビジネスばかりが増えてしまい、
生きていくために遊ぶ余裕もなく働かないといけないからかもしれません。
「喰っていくためにはしょうがない」という言葉が、
日本の趣味不容認の風潮を生み出し、人と人とが、仲良くなることを阻害してしまっているかも。
もう少し、他人の趣味や嗜好を受容できる社会になったら、
もっと仲良くなれる人が増える気がします。
だから、他の人の趣味の話を聞いたら、
せめて、否定しないで聞いてあげてほしいです。