「あなたの好きにしていいのよ」は、ちょっとつらいらしい。
子どもが、将来の事や進路のことを相談に来たとき、
懐の広い親御さんは
「あなたの人生なのだから、あなたの好きにしていいのよ。応援しているよ。」と言ってしまいがちですが、
これは実は、子どもにとっては、けっこうつらい返事らしいです。
どうしていいのかわからなくて、
不安で困って、勇気を出して相談したのに、
情報量が1ミリも増えない返答をされると、
子どもは、相談してこなくなるかもしれません。
アドバイスは、アドが大事かも。
アドは、足す、和す、プラスの意味を持ってるような気がします。
だから、よいアドバイスとは、情報を増やすことかも。
たとえば、自分がその子と同じ年齢だったときに、
どんなことを考えていたのかとか、どんなことで悩んでいたのかを話してみたり、そののりこえかたや、もしくは、放置した結果残念なことになったとか、自分の経験を話すと、
それはもう、立派な情報だと思います。
または、子どもが漠然と考えている進路や将来のことについて、
「じゃあ、ちょっと知り合いに聞いてみるね」なんて言って、
自分の人脈の限りを尽くして、それを現在やってる人と仲良くなって、その人と子どもを会わせてあげるのも効果的かも。
子どもの相談には、なるべく、情報を増やす方向で対応したほうがいいような気がします。