植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

今年の講演が終わりました。

ついに、今年の講演が全部終わりました。
最後の講演は、九州大学でした。
 
遅い時間なのに、かなりの人が集まってくださいました。
講演のあとは、ディスカッションです。
みんなで夢をしゃべって、みんなで夢を支えるというものでした。
 
講演の交渉から、当日の準備や進行まで、
すべて学生さんが取り仕切ってます。
 
それを支えてるのが、指導されている先生です。
なんと、夕張出身。
二人で、北海道ネタで盛り上がりました。
 
この先生は、生徒に命令しません。
生徒を人間として対等に扱っています。
そして、任せます。頼ります。信じます。感謝します。
だから、生徒が育つのだと思います。
 
いろんな人と、いろんな話ができました。
でも、すくなからずの人が、中学高校の進路指導のダメージを受けていました。
 
「おまえは成績がいいんだから、国公立の理系コースだ。」
 
生徒の「やってみたい」と「しりたい」ではなく、
生徒の偏差値だけで、進学先をきめてしまう。
生徒は、受験と部活以外のことをする時間も無く、
そして、念願叶って志望校に合格して、
そこではじめて「あれ?」と思うようです。
 
中学や高校では、勉強と部活以外に、
もっと社会のことや、将来の事を考える時間が必要だと、
僕は真剣に思っています。
大学に入ってから、ものすごく苦しんでいる人たちのことを、中学や高校の先生は知るべきです。
 
 
でも、この先生のゼミに来てる人は幸いかも。
なんせ、余計なことをする事の価値を知っています。
 
今年、出会えた人たちの中に、
きっと、すてきなことをする人がたくさんいます。
そういう人たちと、社会で再会できて、
力を合わせられたら、きっと、すごいことができます。
 
今年も、忙しかったけど、でも、よい年でした。
今年会えた人たち。
僕は社会で待ってるよ。