植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

広くて浅くて上等!

僕の好きな人たちは、
みんな、「広くて深い」知識や経験を持っています。
でも、みんな、「自分は広くて浅いです。」と言います。
でも、「深い」です。
 
僕も、いろんな事が好きです。
でもそれらは、賞をもらうこともありません。一位にもなりません。
でも、好きなものは好きです。
そして、それらの沢山の好きなことの知識と経験が刺激し合って、「ひらめき」のようなものになるような気がしています。
 
だから、「下手の横好き」とか「器用貧乏」とかいう言葉に負けないで、「広く浅く」やるってのは重要だろうと思います。
 
たいていのことは、一極集中すれば、成果を上げられます。
なにもかもなげうって、一つだけやれば、人よりよい結果を出せることが多いです。
でも、一つだけやった結果、それがうまくいかなくて、
絶望してしまった人も沢山見てきました。
もちろん、自分の人生ですから、どう使おうが自由です。
でも、子どもの人生を、大人が何に使うかを強制的に決めてしまった時に悲劇が起きているケースが多いような気がします。
 
好きなことは、がんばれます。おぼえちゃいます。
そして、好きなことは、やってる時間が長いと、知らない間に力になります。
だから、好きなことは、沢山あったらいいと思います。
沢山がんばれるし、沢山おぼえちゃうから。そして、沢山の力になります。
 
好き、とか、夢、とかは、
人からの賞賛や。優勝や、一位を目指さなくてもいいと思います。
それらは、努力した結果に過ぎないです。
たとえば、クラゲの先生。ノーベル賞もらいましたね。
でも、日本ではほとんど知られていませんでしたね。
日本では、ノーベル賞以前は、ほとんど賞賛されていませんね。
でも、やり続けたら、ノーベル賞になりました。
「賞賛」は、努力の結果に過ぎないです。
だから、「賞賛」を目標にすべきでは無いと思います。
まずは、「努力」です。
そして、「努力」するためには、「知りたい」と「やってみたい」がとても大事だと思います。
 
子ども達は、知りたがりのやりたがりです。
それを、制限するのは大人だと思います。
賞賛されること以外はしないほうがいい。
成績に関係ないことはしない方がいい。
余計なことをしたら損をする。
そういう、一見効率的な考え方はもったいないと思います。
なぜなら、人生は有限だからです。
その短い人生を、攻略本片手に、最短コースでクリアしたら、
すぐに終わってしまいます。
まよいまよい、寄り道しまくって旅した方が、いろんな出会いと経験と学びがあるはずです。
 
だから、他人の「好き」や「やってみたい」を否定しない方がいいと思います。
「へー、そうなんだ。自分もやってみようかな?」が大事だと思います。
 
今朝の朝礼で、会社の子が、「とんかつDJアゲ太郎」という漫画がおもしろいという話をしてくれました。
タイトルからしてものすごいです。
自分一人だったら、手にも取らないかもしれません。
でも、彼の説明がわかりやすく、興味を持てました。
だから、早速amazonで買ってしまいました。
届くのが楽しみです。
また、一つ、広くて浅いが増えそうです。