植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

高学歴は高所得なのか?

高学歴は高所得。
という話はよく耳にするし、
そういう統計調査の結果のグラフなんかも目にします。
 
ということは、高学歴者は、より多く納税する、ということです。
高学歴を得るためのコストを、高学歴者が生涯かけて納税する金額が上回る、のであれば、
税収を上げたければ、可能な限り大勢に高学歴を付与した方がいいです。
その場合は、高学歴を得るためのコストを、国が肩代わりしてもいいです。だって、間違いなく税収は上がるんです。
 
でも、日本はそうなっていないね。
本当に高学歴は高所得なのか?
 
1990年頃と比較して、今の進学率は約2倍。
ということは、進学の希少性は半分になったってことかも。
 
教育費無償化という声が聞こえてきますが、
重要なのは、学歴を安価に得ることではなく、能力と、その能力を活かせる仕事です。
企業が、より高い付加価値を生み出す努力をすることと、
その努力を支えられる人材の育成が重要だと思います。
 
でも、なんだか、最近の報道を見ていると、
日本の企業大丈夫かな・・・と心配になります。
だのに、株価が上がる。
不思議な現象です。なんだか、別な意味で心配。
リーマンショック以来、けっこうビビりな植松です。
ビビりだから、備えるんだけどね。