植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

南極へ行ってきたソリの里帰り。

先日、南極点に単独無補給で到達した荻田さんが、
ソリをつれて来てくれました。
 
彼とは、TedxSapporoで出逢いました。
本来なら、会うはずがない2人が出会い、
そして、一緒に作ったソリが、南極点まで到達・・・
人間の縁(えにし)は、本当に不思議で、素晴らしいと思います。
 
荻田さんは、また新たなチャレンジに向かっています。
彼の目は、なんていうか、ありきたりな表現だけど、
輝いています。
 
おそらく、多くの人が、「人間の目は輝く」ことを知ってると思います。
闇夜にわずかな光を反射して光るやつじゃないですよ。
(人間には、その機能はそなわっていないはず。)
 
僕は、人の目が輝くのは、「意志」なのだろうと思っています。
自分で考えて、自分で行動する。
たとえ壁があっても、自分で考えて、自分で行動して、壁の向こうの、
目指すものに向かっていくパワー。
そこには、「壁があったらどうしよう・・・」とか、
「進めなくなったらどうしよう・・・」とかの、迷いはないです。
「壁があったら、大きさや規模から判断して、乗り越えるか、迂回するか、考えればいいじゃん!」
「進めなくなったら・・・、なんで進めなくなったのか考えて、対策すればいいじゃん!」
「どうしよう」という思考停止ではなく、問題があっても乗り越え方を考え続けること、すなわち、「思考をやめない」ことが、目の輝きになるような気がします。
 
次の荻田さんのチャレンジの構想を聞いて、
僕は、それにはものすごい価値があると感じました。
だから、また手伝わせてほしいとお願いしました。
遠からず、彼から直に発表があると思います。
多くの人が、支えてくれたらと、心から思います。

f:id:Tsutomu-uematsu:20180402093348j:plain