植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

幸せの考察(3)足りないことを嘆くより、有ることを喜ぼう。

僕には足りないものが沢山あります。
もちろん、お金だって、あれば借金を減らせます。
スタイルがいい体や、イケメンや、髪の毛や、
シボレーコルベットや、ケーターハムのスーパーセブンも欲しい。もちろん、カウンタックも。
飛行機も欲しいし、やりたいことは、なんぼでもあります。

でも、今の自分は、不幸ではありません。
借金もすごくあるけど、不幸ではありません。

僕は、飲んだり食ったりの幸福感が、他人とちょっと違います。
同じもんをずーっと食べても食べ飽きません。
お店に行くとしたら、とにかく、空いている店。もちろん禁煙。
でも、家でのんびり食事の方がよっぽど安心です。

僕は、女性のいるお店に連れて行かれても嬉しくないです。
そもそも、つなぎだし。
ほかのみんなは、ついてくれる女の子と楽しそうに話しをしていますが、僕は、話しがかみ合いません。
だから、とってもつまらないです。

僕はスポーツカーが好きです。でも、きっと、
道路で乗りたいと思いません。
だって、視界が低すぎます。遠くが見通せません。イライラします。そして、荷物が積めません。
ロケット教室の道具は、かなりのボリュームになります。
また、いざという時、2シーターでは、車の中で寝るのは困難です。僕は長距離を一人で走りますが、それは、いつでも寝られる車だからこそ、安心できるから可能です。

僕は、服も「燃えにくい」「汚れが目立たない」「丈夫」の条件が満たされていれば、それで十分です。
私服をほとんど持っていません。(一番気に入ってるのは、もう20年も着ています。)
基本的につなぎが最高です。(収納も多いし)

体も、そりゃ、自慢できる体ではありません。
時々、自分が写っている映像を見ると悲しくなります。
でも、こんな僕のことでも、慕ってくれる子ども達がいます。
感想文に、僕の絵を描いてくれる子もいます。
空港で声をかけてくれる子もいます。
そういう子がいるから、まあいいか、と思います。
あとは、暑さ、寒さに鈍い、とか、意外とパワフルとか、
僕の体は、かなり無理がきくから好きです。

僕の過去の経験では、
お金がない、と嘆く人の多くが、
無駄な出費をしています。
頻繁に車を買い替えたり、頻繁に引っ越ししたり、
やけに高価なブランドの財布や時計にこだわったり、
毎夜のように飲みにいって、タクシーで帰るとか・・・
僕の目から見ると、僕のしないお金の遣い方をします。
それで、お金がない、不景気だ、仕事が無い、とぼやきます。
そして、それを、高金利の借金でケアして、
さらにお金がなくなり、それをぼやき、愚痴り、うらみます。
貧すれば鈍する。です。きっと、お金に困ると、思考も浅くなるかも。

足りないことを嘆くより、
有ることを喜ぼう。

自分の不幸感は、どこから来るのかを分析してみて、
もしも、「足りない」が原因であるのならば、
不幸の連鎖のさなかにいると思うべきかも。

自分が現在持っている力で、何ができるのかを考える。
さらには、自分の力を、いかに増やすかを考える。

結局は、自分の人生の時間とお金を、
自分の能力向上に投資できない人は、
足りないことを嘆く人になるのかも。