植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

自分が生きるはずの未来を見つめよう!

世の中には、暗記に頼ってする仕事はないです。
というか、本当に重要な仕事であればあるほど、
暗記にたよっちゃだめです。

単純な繰り返し作業の場合は、本来なら資料を見るべきデーターを、暗記していると、作業がはやくなることがあります。
(ミスの可能性は含みます。)
そのため、昔は、暗記力は重要だったのかも。

でも、今の社会は複雑になりました。
そして、データーを持ち運ぶのも、
データーを検索するのも、昔より便利になりました。

ということで、これからの時代で活躍するために重要なのは、
暗記能力ではなく、
データーを使いこなして問題を解決する能力です。

そのためには、問題を問題を感じる心や、
問題を解決しようとする心が必要です。

子ども達がロケットを作るとき、ときどき間違える子がいます。
その間違いに気がついたとき、行動は二つに分かれます。
(1)間違いをなおそうとする。
(2)間違いを無視して次に進む。
どっちの子と一緒に仕事がしたいですか?
僕なら、(1)ですね。
でも、不思議なことに、進学校の子ほど、(2)です。
これは、きっと、かなりまずいです。

進学率が高い学校では、
隣の子が困っていても、助けない。
自分がわからなくて困っていても、助けを求めない。
自分のわかる範囲のこと以外には、無関心。
「わかりません」「間違えました」を恐れる。
という子の割合が、とても高くなります。
なんでこうなるのかな?

おそらく、今の子達が社会人になる頃には、
グーグルアイみたいな、(スカウターみたいな)
情報端末は普通になっていることでしょう。
(おそらく、自動翻訳機能もついているはず。)
そのとき、その情報を使いこなせない人は、
きっと、苦労するのだろうと思います。

自分の子どもの未来を、自分が経験した範囲で考えず、
保護者がしっかり未来を見つめないと、
大変なことになるかもよ。

ちなみに、何度か書いているけど、
先生とは、先に生まれちゃった人ではなく、
先を生きて、その最新情報を子どもに伝える人です。

そういう先生に、たまに出会えると、とても嬉しいです。
(このfacebookを見に来てくれている先生は、「先を生きる」人だと思います。仲間です。)
がんばって、過去の価値観にとらわれた保護者から、
子ども達を守っていきたいですね。