植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

カザフスタンの子達が来てくれたよ。

今日は、カザフスタンの高校生が来てくれました。
 
もちろん、僕はカザフスタン語はわかりません。英語も、以前アフリカの人達が来たときに、講演の英語版を作ったのですが、そのデーターをうっかり消してしまって以来、英語化してません。
今回もがんばったけど間に合わず。
今回は、通訳の人ががんばってくれました。
 
僕の講演は、おそらく、言葉数でいったら、通常の講演の2倍くらいは詰まってるような気がします。詰め込みすぎです。
それを、通訳の方は、がんばってくださいました。
 
カザフスタンと言えば、バイコヌール。
ロシアのロケット基地があります。
だから、カザフスタンの人にとっては、ロケットは日常で、みんなロケット飛ばしたことあるんじゃないかな、と思っていましたが、そうでもないようです。
 
ロケットを作るとき、いつもの通り、作り方を教えないで始めたのですが、今回、彼らの内の1グループは、みんなでディスカッションしながら1機を完成させ、それから、各自のロケットを作る、という作戦に出ました。初めてのパターンです。おもしろいです。
日本語の説明書だったのに、かなりの短時間でロケットを完成させました。デザインもとても綺麗です。
 
幸い、風も弱く、小雪がちらつく程度で、気温もしばれていません。
彼らのロケットは、100%の成功率でした。素晴らしい。
 
最後の方は、カザフスタン語と、英語と、日本語の、三角通訳になってましたが、それでも、僕の気持ちも伝えていただけたと思いますし、彼らの優しさと興味と好奇心もびしびし伝わってきました。
そして、「自信」の大切さも、国が違えど同じなんだなあ、と思いました。「自信のない人が、ほかの人の自信を奪う。それがいじめになっていく。」という部分では、うなずいたり、神妙な顔をしたりして聞いてくれていました。
 
言語が通じない人とも、なんとなく通じ合える。
だったら、言語が通じる人とは、もっと通じ合えると思います。
日本人。もっと仲良くなれるはず。

ノートレランス(不寛容)な人。

人生は思うようにならないです。
 
思うようにならない時にすべきことは、
「なんでだろう?」
「だったらこうしてみたら?」です。
原因を考えて、うまくいかなかった方法から、ちがう方法に変えてみるのです。
 
よくないのは、「なにかのせい」にすることです。
「なにかのせい」にしたとたんに、思考力の発展が失われます。
もちろん、その「なにか」には、「自分」も含まれます。
思うようにならないとき、自分のせいにしてはいけません。
大事なのは、考えることです。
 
いま、アメリカの大統領が話題です。
彼の行動を見ていると、25年くらい前の常識と情報で行動してるように見えます。
でもそれは、しょうがないです。
人間は、自分が経験したことしかわからないからです。
おそらく彼は、25年前に、思うようにならないことを、「なにかのせい」にして、思考停止したのだと思います。
その結果、自分が成長できなくなり、新しい情報が入らなくなったのだと思います。
でも、そういう人は、普通にたくさんいます。
だから、トランプさんだけが特殊なわけではないです。
身の回りに、過去の常識を振りかざす人はたくさんいます。
 
学校では、モンスターペアレントが問題になることがあります。
僕も経験がありますが、たいていは、「ノートレランス・不寛容」な人達です。
自分のしたいことだけ主張し、いっさい譲らない。
これでは、まわりは苦しいです。
 
まったく同じ人間はいないので、人間は必ず違います。
その違う人間が力を合わせるためには、違いを埋め合わせる譲歩や受容がお互いに必ず必要です。
自分の譲歩受容がなくて、相手に譲歩受容を求めるだけでは、力を合わせることは難しいです。
というか、力を合わせるつもりがなくて、相手からいただくだけ、の場合は、譲歩受容の必要はなくなります。
「お前のものは、俺のもの。俺のものは、俺のもの。」
 
モンスターペアレントだけじゃなく、
モンスタープレジデント。モンプも生まれる時代です。
この不寛容な社会は、ちょっとまずい気がします。
 
で、受容は、優しさから生まれます。
優しさは、自信から生まれます。
もしかしたら、アメリカの人達は、いまちょっと自信がない人が増えているのかも。
で、自信のなさは、生活の苦しさが原因だったりもします。
世界的な経済の低迷と不安定は、多くの人の自信を奪い、
受容と譲歩をなくします。
なんだか、第一次世界大戦や、第二次世界大戦の前っぽい雰囲気がするのが心配です。
 
でもね、戦争を普通の人達が食い止められることは、アメリカが1970年代に示したからね。
食い止められる可能性を増やしたいものです。

東方PROJECTは良い。

遅ればせながら、ワールドウォーシップなるものに手を出しました。
 
さかのぼれば、しばらく前に、新見志朗さんの船と装甲版の歴史の本を読んだあたりから、久々にすっかり船にはまり、
WORLDWARSHIPにたどり着きました。
いまは、レベル1で、橋立大好き。
 
このゲームは、グラフィックスがとても綺麗。
 
で、YOUTUBEで探したら、
いろんな動画があって、
そこに使われている音楽にはまります。
 
ということで、齢50歳にして、東方PROJECTなるものに
感動しました。
 
そこから端を発して、探してみたら、いい曲が一杯。
 
いまお気に入りは、百花繚乱とか、夢のまた夢とか。
 
こういう音楽を、個人レベルで作れるようになり、(なのか?)
しかもそれは、CDなどの物理的な媒体ではなく、
ネット上で拡散していくとしたら、
音楽のビジネスはどんどん変わっていくのだと思います。
 
最近、JASRACの話題が目につきますが、
従来のビジネスが、変容する世界で、必死に「既得権を維持しよう」としてる姿に見えます。
 
世の中は急激に大きな変化をとげています。
その変化に抗うよりは、その変化を理解して、
変化の先に行く方がいいような気がします。
 
変化は可能性です。
従来の方法でうまくいかなかった人にはチャンスかも。
 
そして、その可能性を伸ばすのは、
「いままでになかったもの」を「楽しい」と思う人達です。
いまの社会に閉塞感を感じるなら、
全力で「ちがうはすてき」と思ったら、
きっと社会は変わっていくと思います。
 

3月31日は神戸で講演させていただけます。

今年の3月31日に、神戸で講演させていただけます。
この講演は、ちょっと変わっています。
対象は、一般の方。人数は3千人。入場料は無料です。
そして、企画したのは、普通のお母さん達。

今僕は、基本的に「学校」と「企業」での講演を引き受けています。
不特定な希望者を対象とした「一般の方」向けの講演は減らす努力をしています。
なぜなら、「希望」して「来る」段階で、前向きだからです。
これは、PTA向けの講演で強く感じました。
PTAの講演に集まる人は、たいていが教育や子育てに熱心な人達です。肝心の聞いて欲しい人達は来ないです。
(ただし、そういう講演会は、聞いてくださる方々の共感性がとても高いので、話をする身としては、とても話しやすいし、うれしいです。でも、その気持ちよさに埋没してはならないと思っています。)

僕は、学校や企業という、無理矢理集められる環境で、
本来なら聞く気もなかった人達に聞いてもらえるほうがいいと思いました。
そして、一般向けの場合、だいたいが数百人対象です。
でも、学校向けや企業だと、500人〜1000人規模になります。
それも、身体が一つしかない僕としては助かります。

でも、今回企画してくださった方は
「学校に行けていない子。学校を卒業したけど働けていない子に話を伝えたい。そのために「無料」にするんです。」とおっしゃいます。
なるほど。僕にはその視点は欠けていた。

ということで、この神戸の講演は、今年も数回しかない「一般の方が参加できる講演」で「しかも無料」で、入場キャパシティは膨大です。
でも、主催の方々が小規模なので、おそらく、いろんなことが足りないはず。
「自分に何が出来るのかわからない」で悩んでいる人は、お手伝いを名乗ってみたら、いい経験が出来るかもしれません。

ただし、僕の懸念は、過去の経験上、「無料」故に人が集まらない可能性があることです。
主催の方のせっかくの思いと努力が、多くの人に伝わればいいなと思います。

camp-fire.jp

作り手フェスタ、略して「ツクフェス」

赤平で、こんな素敵なイベントがあります。
ものづくりの人達の祭典です。「ツクリテフェスタ」
会場は植松電機です。
僕もお手伝いしています。
来てくれる人が沢山だとうれしいです。
当日は、素晴らしい作品の展示即売が行われますが、
同時に、端っこの方で、手作りロケットのワークショップも
開こうと思います。
なんせ、「ツクリテ」祭りですから、いつものキットではなく、
もっと大きなロケットを、手作りでつくってもらう予定です。
作り方を覚えたら、自分ちでも作れるよ。
詳細は、追ってアップしていきます。
ぜひ、この「ツクフェス」に注目していてください。

 

https://www.facebook.com/ZhiSongNu/?ref=aymt_homepage_panel

インプレッサをつくる!(いや、つくらないですけど。)

ぐわー。
これ、かなり欲しい。
資料本としても、かなりいい感じ。
しかし・・・110号完結。
ざっと20万円。
 
20万円かあ・・・・
だったら、他のインプレッサの本買った方がいいか・・・
 
久々にかなり心動いたけど、やめとくか。
 
ちなみに、最近のは、かなり心を刺激してくれます。
フェラーリコレクションは、初っぱながF40だし。
F1コレクションは、いきなりマクラーレンMP4/4だし。
ピンポイントで狙われてる感じ。
というか、僕が偏差値ど真ん中ってことか。
凡庸じゃのう・・・
 

 

週刊スバル インプレッサをつくる(1) 2017年 1/18 号 [雑誌]

週刊スバル インプレッサをつくる(1) 2017年 1/18 号 [雑誌]

 

 

保安検査をスムーズにしたいね

現在、羽田空港第二ターミナルの69番。いやー。遠いわ。
 
空港の保安検査場で、いい年をしたおじさんが、「国際線でもチェックされなかったのに、なんでここでチェックされるんだ。検査に差があるのはおかしいだろ!」と声を荒げていました。
 
わざわざ、国際線でも、というからには、
自分は旅慣れてるんだ、ということをアピールしたいのだと思いますが、僕の経験ではアメリカの保安検査場は日本の比じゃないくらい厳しかった記憶があります。おまけに、検査するおばちゃんの腰にはM19コンバットマグナムが・・・
もう、なんでも見せます、という気持ちになりました。
アメリカの人達は、さっさとベルトを抜き、靴を脱ぎ、上着も脱いで検査にそなえています。
 
日本の保安検査で、時間がかかって文句を言う人はけっこう目にしますが、
自分が乗った飛行機で爆弾が爆発したり、ハイジャックが起きたら、おそらくは「保安検査なにやってんのよ!」と思うでしょう。
 
問題なのは、保安検査を受けるための準備が周知徹底されていないことです。
だから、「キンコーン」と光って、そうしたらすごい時間がかかります。
以前、釣りの人がよく来ているポケット一杯のベストを着ているおじいちゃんが検査に引っかかり、全部のポケットからいろんなものを出そうとしています。先が見えないほど時間がかかりそう。
それなら、ベストを脱いで検査した方がいいです。
 
以前、あるもののチェック作業をしているとき、
「しっかりしらべると時間がかかるから、俺は時間がかかるんだ」と言う人がいました。
僕はその人より、遥かにはやくチェックできていました。
ということは、その人から見たら、僕は「いいかげんに」チェックしてるってことかよ、と思いましたが、そこはそれ、大人ですから。
 
世に職人とよばれる人達がいます。
その人達は、たいてい作業が速いです。でも、すべきことを省いて速くしているのではなく、すべきことを素早くやっています。
二重チェックをなくしたりとか。
 
たとえば、手荷物を預けるとき、
手荷物検査の人に「バッテリーその他もってないか」とさんざん聞かれて、X線検査して、それから2m先にあるカウンターで、また同じ事を聞かれます。
これは、ムダだろう、と思います。
時間にして15秒程度かと思いますが、それでも、それを人数分だと思えば、かなりの時間を生み出せるはず。
 
保安検査場の人が、もしも、「他の検査では大丈夫だった」
と声を荒げる人がいたら、
「他の検査は知りません。でもいま私がしている検査が正規の検査です。ルールに従ってください。」と言ったらいいかも。
 
あとは、飛行機乗る人は、保安検査場で時間をロスしないように、事前に身の回りのものを、ちゃんと考えておきましょう。
みんながそれをやれば、保安検査は、きっともっとスムーズになるはず。(もしくは、初心者向け検査場と、慣れてる人用検査場をわけてもいいかもね。レジでもそういうのあるでしょ。)
 
余談ですが、飛行機はとりわけ安全の検査が厳しいです。
そのために、すごいコストがかかっています。
だとしたら、空港に、空港利用者以外の人をどんどん入れるのは、
安全面でマイナスの方向に作用するのでは?
 
空港がイオンの真似してもいいことないです。
というか、イオンが空港を経営したら、駐車場そのた、もっと使いやすくなるかもね。