草津KMPは、やはりすごい集まりです。
「これができなければダメ人間」という基準は存在しない。
僕は、球技が苦手でした。
僕は、学校の勉強が苦手でした。
学校で評価される事で、僕はよい成績を上げられませんでした。
だから、長い間、僕は、自分をダメだと思っていました。
でも、気がつきました。
この世には、赤ちゃんから、お年寄りまで、いろんな人がいます。
赤ちゃんに学校のテスト受けさせたら、0点です。じゃあ、赤ちゃんはだめでしょうか?
お年寄りを運動会に出したら、そんなに速く走れないかも。じゃあ、お年寄りはだめでしょうか?そんなことないですね。
この世には、「これが出来なければダメ人間」という決まりはありませんでした。
すべての人が大切で重要な人達です。
どんな人にも、きっと意味があります。
その意味を、学校で評価されることができないくらいで、
「自分なんて・・・」と、あきらめるのはもったいないです。
この世に、ダメな人間はいないです。
とりあえず感謝。
僕は不登校はダメだと思わない。
努力をうらやむ人達。
僕がいなくなってもいいように。
植松電機は、基本的に学校単位の見学しか引き受けていません。
そのため、一般の方が見学に来るのは、とても困難です。
でも、そうも言ってられないかなあと、
昨年は、雪が降らない季節の、偶数月の第一土曜日の午後から、
ロケット体験教室を公開するようにしました。
それはもう、沢山の人が来てくれて、200人ほども来てくれたこともあります。
しかも、その大半が、本州からでした。
その頃は、予約を管理するのが面倒だったので、予約無しで、全数引き受け、をしていましたが、
さすがに、何人来るのかわからないのは恐怖でした。
だから、今年は、回数を増やして、人数制限をするようにしました。
今年は、雪が降らない季節の、毎月第一土曜日の午後から、先着100名でやっています。
さすがに、回数を増やしたことと、悪天候が続いてることもあって、
今のところ、比較的来てくれる人数が少なくて、正直ほっとしています。
(おおよそ、40名から50名)
で、気がつきました。
人数が少ない方が、来てくれた人達と関われる時間を増やせるなあ・・・ということです。
毎回、教室が終わったら、沢山の人が残って、話をしてくれます。
一緒に写真を撮ったり、サインを書いたり・・・
それはとてもありがたいことです。
でもさすがに、100人くらいになると、その時間は果てしなくなり、
時間の都合で帰らないと行けない人も沢山います。
それが本当に申し訳なく思っていました。
でも、人数が少ないと、1人1人の人と、長く話せる気がします。
ということで、今年は、あと8月と9月の二回ですが、
9月からは、人数を30人もしくは50人に制限しようかと思います。
本当は、土曜も日曜も、予約無しで、個人単位で来れるような仕組みにしたいと思っています。
来た人は、自分の技量に合わせて、いろんなロケットを作る体験が出来る感じ。
また、世界のロケットの発達の歴史なども展示できたらいいなと思います。
ロケットも最初は手作りだったんだよ、ということを、もっと多くの人に知ってほしいです。
僕は、そんな、科学館のような感じにしたいなあと思っています。
でも、そのときには、僕はそこには直接は関われなくなるでしょう。
なんたって、休み無しだと、さすがに厳しいです。
僕も、今年の夏で51歳になります。
人の命には限りがあるので、遠からず、僕がいなくても、「どーせ無理」に負けない、
「だったらこうしてみたら」の人を増やす仕組みが必要になるなと、僕は思っています。
今年、トライをし始めた、「あんまり飛ばないペーパーロケット」も、その一つの挑戦です。
日本の各地で、広い打ち上げ場所が確保できなくても、モデルロケットを経験できる仕組みが
作れたらいいなと思っています。
7月8日には、滋賀県の草津で、その「あんまり飛ばないペーパーロケット」のワークショップがあります。なんでも、応募開始から1時間で満員御礼だったとか。ありがたいことです。
これからも、いろんなことを試していきたいと思います。
未来は可能性にあふれている。ほんとだよ。
僕は今、会社を経営しています。
でも、この僕の状態を、中学生の時の先生や、高校生の時の先生は、想像もしなかったでしょう。
もちろん、当時の僕自身も、今の自分の状態を想像もしていませんでした。
実は、未来は、自分にも、誰にもわかりません。
だから、未来をあきらめる必要は無いのです。
限られた、憶測を含む、曖昧な情報などで、未来をあきらめてはいけません。
唯一はっきりしてることは、「未来はわからないからこそ、未来をあきらめる必要は無い」です。
なんだかわからないけど、すべての人の未来は可能性にあふれています。
その未来を、素敵な物にする秘訣は、
自分の夢を出会う人出会う人に、片っ端からしゃべることです。
もちろん、夢を否定する人も、バカにする人もいるでしょう。
でも、そういう人達は、「やったことがない人」「あきらめた人」です。
そういう人達の情報は、不正確なので、信じない方がいいです。
大事なのは、わかってくれる人に出会えるまで、しゃべる続けることです。
それは、かならずつながっていきます。予想もしない形でつながります。
大事なことだから、もう一度言います。
「未来はわからないからこそ、未来をあきらめる必要は無い」です。