植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

本質的ではない報道に惑わされないように注意が必要。

札幌で、自動車の窓からエアガンを周囲に向けて撃っていた映像が撮影されて、今朝のテレビで取り上げられていました。

でも、その取り上げ方に、疑問を感じます。
エアガンで、発泡スチロールの板を撃って、
穴があいたとか、あかないとか、
痛いとか、痛くないとか、そんなことに終始していて、
「自動車の窓から、不特定の相手にエアガンを発射してふざける」という行為の卑劣さや、幼稚さについては、ほとんど語られていませんでした。

エアガンは、法律でも認められている道具です。
それを、よくないことに使うことを否定すべきであって、
法律で認められているものを否定するのはおかしいです。

公園で硬式ボールを使ってキャッチボールしている人がいたら、
僕は恐怖を感じます。あたったらけがをするかもしれません。
その場合、悪いのは野球やキャッチボールではありません。
公共の場所で、危険な可能性のあるもので遊ぶ行為が
注意されるべきです。

都会では、ベビーカーが非難を浴びることもあるそうですが、
それも、ごく一部の心ない人の周囲を顧みない行為が、人に迷惑をかけ、その結果、ベビーカーを押している人全体に非難が及んでいるようです。それは、すごく本質的ではない、あやまった考え方だと思います。

卑劣で、幼稚な行為をなくするべきです。
そのためには、精神的に成熟させるような教育が必要です。
体は大人で、頭は子ども、という大人は少なくないです。
そういう人間が、なぜ形成されるのかを、もっとよく研究して、再発を防止するべきだと思います。

今日の、めざましてれびのあとの情報番組の報道の仕方には、
すごく違和感を感じました。