植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

自分の決断を信じよう!

春だから、自分が決めた進路について、
悩んじゃう人も増えるかも。

特に、4年生の大学を選ばなかった人は、
自分の選択が間違っていたんじゃないかと、
心配になるかも。

その原因は、大抵は周りの声です。

「大学進学が当たり前。大学進学しなかった人は、大学進学できなかった人。」
という評価をしてしまう人は、少なくないです。
そうなると、大学進学を選ばなかった人は、
ちょっと辛くなってしまうかも。

でもね、
「あんたの行った大学は、恥ずかしくて人に言えないわ!」
なんて、親から言われてしまう人もいるそうです。
こういう人は、こういう人で、やっぱり、
自分の選択について、辛くなってしまうでしょう。

じゃあ、就職した人は?
「高卒で就職?」いまだと、驚かれるケースが少なくないかも。
でも、昔は、中卒で就職が当たり前でした。


これらの悩みの原因は、
「普通じゃない」ことの辛さかも。

でもね、「普通じゃない」が否定されたり、見下されたり、おかしいと言われたりするのならば、個性なんて持てません。
そして、個性がないと、選ばれません。
選ばれるとしたら「値段」です。
「普通じゃないと、おかしい」という価値観の世界では、
人間は、自分の価値の安売りしかできなくなるかも。

「普通じゃないと、おかしい」という価値観は、
必死になって、自分は普通だ、おかしくないんだ、と
思い込みたい人たちが生み出してしまうものかも。
自分を守るために、自分と違う人を見下す。否定する。
これは、あんまりいいことじゃないと思います。

そしてこの「普通じゃないと、おかしい」の価値観の怖いところは、「普通」の根拠や条件が、都合よく変化することです。

ん?そう考えると、もしかしたら、
「普通じゃない」というのは、「おかしい」を正当化するための、後付けの条件なのかも。
ということは「普通じゃないと、おかしい」という価値観の人は、単に、自分の不愉快さを相手に伝えるのを正当化するために、「あんたは普通じゃない、だから、おかしいと否定されてもしょうがない。」という思考なのかも。
これって、根拠のない「うぜえ」「キモい」と、
なんの変わりもないことかも。

だったら、こういう価値観の人に、
「自分がいかにおかしくないか?」とか
こういう人のもつ普通の定義の根拠とかを、
いくら話し合っても、まったく改善はないですね。
だって、この人は「自分以下を作りたい」のだから。

だとしたら、
こういう人たちに、ゆがんだ価値観で見下すジャッジされても、どっかで動物が鳴いてるわ・・・
と思うしかないかもね。


そもそも、高校卒業後の、数年間の勉強だけで、
人生が決定されることはないです。
学校卒業後の人生の方がはるかに長いです。
学校卒業後に学ぶことの方がはるかに多いです。

大事なのは、
「何を教えてもらったのか?」ではなく
「何を学んだか?」です。

「どの学校に行ったか?」ではなく
『何を学んだか?」です。

ま、確かに、就職の条件として、4年生大学卒、などと
しているケースもありますから、そういうところに就職するならば、条件を満たしておく必要があるかと思いますが、
世の中には、4年生大学卒じゃなくてもできる仕事は沢山あります。(植松電機は学歴不問です。)

自分のことを「普通じゃないから、おかしいんだ」と思い込まされると、それは、自分より弱いものに対して連鎖濃縮されてしまう危険性があります。
だからこそ、この連鎖の鎖を断ち切るためにも、
外野になんとジャッジされようが、己の決断を信じて、
人生の時間を、その決断に投資するのが一番だと思います。

大学であっても、専門学校であっても、就職であっても、
どんな道でも、とにかく、「学ぶ」ことに全力で挑めば、
間違いなく、能力が身について、自信になります。
学校にある、会社にある資料や本を、片っぱしから読む。
学校や、会社の先輩たちと、片っぱしから関わる。仲良くなる。
それは、しなくてもいいことかもしれないけど、
したら、もっと良くなることだと思います。
そして、自信さえあれば、自分を守るために、誰かを見下す必要は無くなります。
鎖が、断ち切られます。

自分の選択や決断を後悔する時間が勿体無い。
いまは、全力で学びましょう。