植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

ハセガワ 1/72 飛燕

セガワ 1/72  飛燕(キ61)丙 型

いや。1/72の大戦機は、ちっさくて、すぐ完成するからいいわ。
でも、作り込もうと思うと、ちょっとつらい大きさ。
ハヅキルーペに、タミヤのヘッドルーペのダブル装着になります。
年齢を痛感します。

今回は、きれいな飛燕にしたかったので、
機体は、まずは、ガイアカラーのつやありブラックを
しっかり塗って、磨き上げました。
その上から、クレオスのメッキシルバーNEXTです。
そうすると、こんなぴかぴかに。
正直、その段階では、かなり「やっちまった」感にとらわれました。
飛燕らしくないような感じ・・・

でも、そのあと、タミヤの暗緑色XF11を、0.2ミリのエアブラシで
迷彩にしていったら、それらしく見えてきたかも。
(ガイアやクレオスの塗装はとても強く、その上にタミヤの水性塗料を塗った場合、あとから、水性塗料だけ落とすことが可能です。だから、しくじっても安心。)

今回、デカールをはるときには、タミヤの新しいマークセッターを使いましたが、かなり強力で、いい感じです。

エンジン横の照準器駆動用のベンチュリー管は、
キットには入っていなかったので、伸ばしランナーを削って整形して、0.3ミリの真鍮線で取り付けました。

アンテナ(空中線)は、テグスです。途中にそれらしくガイシもつけてみました。(白い塗料をちょっとつけたら、それらしくなります。)

ということで、ぴっかぴかの飛燕です。
おそらく、当時の人たちは、緑のジャングルに、金属むき出しの
飛燕がやってきたときに、さすがにこれは目立つだろう、と
色を塗ったのだとおもいますが、塗料が足りなかったのかね・・・
昔の人の話では、塗料の希釈用のシンナーがなくて、ガソリンで薄めて塗ったら、すぐにぼろぼろはげてきた・・・なんてのもありました。
日本の第二次世界大戦中の飛行機の写真では、塗装はげはげなのが多いですが、塗装の質も影響していたかもしれませんね。
(最高速度アップのために、ガソリンで機体を徹底的に磨いた結果、塗装がうすくなった、という機体もあったそうです。)

現在は、同じエンジンを搭載したMe109Eに手をつけちゃった。
タミヤの1/72です。最近のキットです。
セガワの飛燕と比べると、時代の差を感じます。
ものすごく部品が精密で、ほんのわずかなゲート跡(ランナーを切り離したあと)があるだけで、組み立てられません。
かなりよくキレるニッパーが不可欠な感じです。
それにしても、Me109Eは、ちっさいわ。

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