仕事の基準は、「楽しい」
時々放送しています。
有名な漫画家が、漫画を書いているシーンを撮影しています。
一コマ一コマに、どれほどの思いが込められ、
どれほどの時間がかけられているかを知ることが出来ます。
僕も、イラストを描くのが好きで、
(形から入るタイプですから)
でも、この「漫勉」を見るほどに、
「うわー。こりゃたいへんだー。これを仕事にするのはつらそうだなあ・・・」と
思ってしまいます。
でも、きっと、僕がやってることも、
他人から見たら、「うわー。こりゃたいへんだー。よーやるわ。」になるのかもな、と思ったりもします。
どんな仕事も、傍から見たら、
「楽して儲かっていそうだな」と思えることもあるし、
「きつそうだな、くえなさそうだな」と思えることもあります。
でも、傍からの憶測なんて、なんにもならないです。
大事なのは、本人が、楽しんでいるか。だと思います。
だから、仕事の基準は、
「食えそうか」「食えなさそうか」とか
「楽か」「きついか」ではなく、
「楽しそうか」で考えるべきなのだと思います。
楽だけど、楽しくない仕事は、苦しいです。
なんぼ儲かっても、楽しくない仕事は、苦しいです。
つらくても、楽しい仕事は、楽しいです。
一度しかない人生です。
楽しいのが大事だと思います。
努力は必ず報われる。
世の中には、
「努力なんかしたってムダだよ。」と教えてくれる人がいます。
その言葉を鵜呑みにして、
「努力しても無駄かぁ・・・」と思い込み、
努力をやめてしまった人達は、
夢をかなえられなくなります。成長できなくなります。
そんな自分がつらいから、
やがて、反撃してこないような人の夢を潰すようになります。
(反撃されるのが怖いから。)
「努力なんかしたってムダだよ。」と教えるようになります。
それは、どんどん、連鎖します。
自分よりも弱そうな人に濃縮されていきます。
だから子ども達が犠牲になります。
なんてくだらないことでしょう。
こんなくだらない連鎖を断ち切るためには、
「努力は必ず報われるよ」を教える大人が必要です。
楽しい人生を伝えられる大人が必要です。
「努力なんかしたってムダだよ」と教える大人の数より、
「努力は必ず報われるよ」と教える大人の数が勝ったとき、
その国は、きっと、幸せな国になるのだと思います。
大人の経験値が、子どもの可能性を増やす。
人生は、なかなか思うようにはならないです。
一発目からうまくいくことなんて、ほとんど無いです。
そして、人間は、一度しか生きられないから、
やったことがないこととしか出会わないです。
だから、みんな確実に失敗します。
思うようにならなくて、悲しかったり、悔しかったりします。
そのときに、どうするかがだいじです。
うまくいかなかった原因を考えて、
対策して、もう一度トライするのが、もっとも効果的です。
ところが、うまくいかなかった時に、
自分を責めてしまう人がいます。
もしくは、誰かのせいにしたり、なにかのせいにしたりする人がいます。
その場合には、そもそもリトライをしていないので、
うまくいくことはないです。
失敗の記録しか残らないです。
そういう人は、「世の中そんなに甘くない。夢は叶わない。」と言うようになります。
でもそれは、正しくないです。
そして、そういう人だって、もともとそうだったわけではありません。
後天的に、「あきらめる人」にされています。
「なにやってんの!」
「勝手なことするからそうなるでしょ!」
「だからいったでしょ!」
「やったことがないんだから、やめておきなさい!」
子どもが失敗すると、こういう言葉をぶつける大人がいます。
この言葉は、心配から生まれてくるのだと思います。
でも、この言葉は、「あきらめる人」を生み出す危険性があります。
赤ちゃんが、つかまり立ちを始めたとき、どう思いましたか?
赤ちゃんが転んだとき、なんていいますか?
「なにやってんの!」
「勝手なことするからそうなるでしょ!」
「だからいったでしょ!」
「やったことがないんだから、やめておきなさい!」
って、いいますか?
いわないでしょ?
転んでも大丈夫なように、準備しますね?そなえますね?
転んだら、励ましますね?
努力したことを、褒めますね?
なぜそれを、やめてしまうの?
なぜ、真逆のことをやるの?
この、切り替わりが、なぜ生じるのかを考えたら、おもしろいと思います。
ちなみに、僕の考えでは、
「子どもが、自分の経験の範囲内の場合は支えられるが、
自分の経験の範囲外のことをやろうとしたら、制限する。」かな、
と思っています。
ということは、大人の経験値が低いほど、その大人が育てられる子どもの世界は狭くなる、ということかもしれません。
経験値は、
(1)本を読む
(2)人と関わる
(3)やったことがないことをやる
によって、容易に増えます。
ぜひ、経験値を増やして欲しいと思います。
未来の社会のために。子ども達の可能性を増やすために。
夢をかなえるためには
ロケットを作りたい!と思ったとします。
それを誰かに相談すると
まずは
「そんなの、ものすごくお金がかかる。よほど頭が良くないと無理だ。東大レベルの学校に行かないと出来るわけがない。だから、無理だよ。」と教えてもらえます。
これであきらめてしまうと、この人は、
「夢なんてのは、すごくお金が無いと、頭が良くないと、叶わないんだよ。を教える人になります。
もしくは、
と教えられます。
その結果、ロケットの本も、宇宙の本も読むヒマもなく、ひたすら受験勉強にあけくれるはめになります。
その結果、JAXAどころか、時には理系から遠ざかることもあります。気がついたら、なんだかわからないままに、偏差値で入れる大学に入っちゃってることが多いです。
これで夢に届かなかった人は、「世の中そんなに甘くない。努力したって報われない。」と教える人になります。
また、ロケットを作るのは、たいていは「〇〇重工」です。
そして、「〇〇重工」でも、実際に作業するのは、ほとんどが「関連の派遣会社」の方々です。
これで夢に届かなかった人も、「世の中そんなに甘くない。努力したって報われない。」と教える人になります。
この2例は、「やったことがない人」に相談した結果生じる現象です。
大事なのは、やった事がある人と仲良くなることです。
なるべく早めがいいです。
早くにスタートをきれば、まだ子どものうちに、
いろんな経験が増えます。
その結果、なぜロケットを作りたかったのか?を、
早めに考えられるようになります。
そうしたら、もっといろんな道が見えてきます。
でも、スタートを遅らせて、先延ばししてしまうと、
大学を卒業してから、「小学生レベルの夢」をスタートさせることになってしまうことがあります。
そして、たいていの夢は、叶えるためには、一定の時間が必要です。
スタートを遅らせると、社会人になって、仕事をしながら、奨学金を返しながら、自分を養いながら、夢をかなえる努力をしないといけなくなります。
それは、大変です。
夢をかなえるためには
(1)なるべくはやいほうがいい
(2)やったことがある人となかよくなる
がだいじです。
ということは、
(1)挑戦の先延ばし
(2)やったことがない人のアドバイスを聞く
は、してはならないことかも。
気を付けましょう。