植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

親子で楽しむ時間の大切さ。

旭川に、「おもちゃのヨシダ」というお店があります。
おもちゃ屋さんです。

全国的に、おもちゃ屋さんは、どんどん消えています。
トイザラスの攻勢も大きいと思いますが、
ゲームの普及も、おもちゃ屋さんにとっては、
マイナス要素だと思います。
なにせ、ゲームは、利幅が少ないのに高価で、
製品寿命が短いという、
売り手にとっては、いやな存在です。

しかし、おもちゃのヨシダさんは、
売り上げも大きく、しっかりした経営をされているそうです。

おもちゃのヨシダさんも、少し前は、
ゲームを沢山売っていたそうですが、
ある日、お客さんの言葉で目が覚めたそうです。

ゲームは、親子が一緒に遊ぶ時間を奪っているのでは?

そこから、一念発起して、ゲーム売り場を縮小し、
おもちゃの販売方法を、様々に考えて試してきたそうです。

親子で一緒にできることは、少ないです。
子どもが中学生にもなると、
部活動というもので、親子の接点は一気に縮小します。

多くのスポーツは、親子でやるには向いていません。
能力や体力の差が、直接的に結果に影響するからです。
テニスや、剣道、弓道などは、年を取っても
練習さえしていればかなりの能力を保てるものらしいですが、
練習を続ける時間がない、という親も多いと思います。

親が、子どもに求めるべきは、
偏差値でも、成績でも、学歴でもありません。
それは、世の中で「いいらしいよ」と噂されている程度のものです。それが、本当にいいのかどうか、確認していますか?

親が子どもに求めるべきは、
「こいつと一緒に仕事したいな」と思えることだけです。

そして、それを育成するためには、
親子で一緒に何かをする、というのは、とても大事なのです。

残念ながら、現在は子どもが親の仕事を手伝うチャンスは
極めて少ないです。自営業でもないと難しいかも。
しかし、実際には、子どもは部活で休み無しなので、
一緒に働くというのは、かなり困難です。

だからこそ、親子で一緒に遊ぶ、ということは、
とても大事かもしれません。

例えば、グランツーリスモというゲーム。
連結して複数でレースできます。
ゲームでも、親子で助け合うものも少なくないです。

でも本当は、親子だけじゃなく、もっと他の仲間とも
遊べた方がいいです。
かくれんぼなどもおもしろいかも。逃走中という番組もあるくらいです。
球技は、年齢差があるとやりにくいですね。

ということで、僕は、日本で育成された素晴らしい玩具、
エアソフトガン(遊戯用空気銃)に注目しています。
ペイントボールガンというものもありますが、
これは、とても威力が強いため、子どもはちょっと危険です。
(大人でも、青あざだらけになります。)
エアソフトガンは、鉄砲規制が厳しい日本ならではの規制で、
とても安全になりました。

エアソフトガンは、弾を機械が飛ばしてくれるので、
体力差があっても、足が遅くても、目が悪くても、
ボールを投げるのが苦手でも、ボールを受けるのが苦手でも、
かくれんぼのように楽しめます。
言って見れば、逃走中と、戦闘中、を混ぜたようなものです。

片方の目が悪くて、遠近感がほとんどない僕は、
子どもの頃から球技がダメでした。
無様は姿を笑われたり、チームに迷惑をかけて、ため息をつかれたりすることは、とてもつらかったです。
でも、目が悪いというのは、練習でどうにかなるものではないです。
そんな自信を持てない僕が、唯一、走り回って遊べたのは、
エアソフトガンでの撃ち合いでした。
そこでは僕は、自信を持つことができたのです。

そんな僕みたいな人が増えていることを知っています。
都会では、スポーツをする子どもが減少傾向だし、
田舎では、部活がスポーツばかりなので、
スポーツをしない子達の居場所がなくなってきています。

エアソフトガンは、撃ち合うなら広い場所が必要ですが、
屋内で、まとを撃つような競技だと、部屋一つあればオッケーです。

親子で楽しむ環境として、
よき子育てのためにも、
エアソフトガンでの撃ち合いごっこ。
もう少し光が当たるといいなあ、と思っています。
あんまり毛嫌いしないでさ。

7月は、スポーツシューティングクラブの例会です。
19日の夜に、野戦を楽しんだ後、一泊して、
20日の早朝戦を楽しめればと思っています。
(できれば、夜明けとともに)
宿泊は、会社の施設を使ってもいいし、
テントでキャンプもいいかも。
(会社のトイレやシャワーも使えますから快適です。)
詳細は、もう少しまとめてから、
facebook上で告知しますので、もし遊べそうな人がいたら、
お試しに遊んでみてはいかがでしょう。