戦い方

相手と同じ土俵にのるな。

これは、僕の戦い方です。

相手と、がっぷり四つに構えるなんて、愚の骨頂です。
肉を切らせて骨を断つ、ってのもいまいちです。
だって、肉がなおる前に別な敵が来るかもしれないし。

以前にも書きましたが、
ヨルムンガンドという漫画の中で、ある兵士が、
「俺たちは殺し合いなんてしない。やるなら、一方的な殺戮だ。」と言っていましたが、戦うならばそうあるべきです。

相手が、価格でせめてきたならば、
こちらは、それ以外の方法で戦うべきです。
同じく価格を下げるってのは、とても簡単ですが、
そこには思考がありません。
最終的には、資本力のあるところに必ず負けます。

相手が、やりたくないことをやればいいです。
それは、思考です。
たいてい、思考は大変なんです。
たいていの人は、楽をしようとします。
だからこそ、困難な道を選ぶと、そこについてくる人は少ないです。

海での覇権争いに負けた魚が、淡水を目指したように。
淡水で覇権争いに負けた魚が、水辺を目指したように。
水辺での覇権争いに負けた両生類が、陸を目指したように。

困難な環境への適合こそが、進化であり、競争力なのかもしれません。

準備なく、分析なく、戦いに陥っちゃうと、四つに構えることになることが多いです。
だからこそ、準備すべきです。
一番良い準備は、自分の会社の潰し方を考えることです。
それは、同業他社の潰し方になります。
そして、相手にそれをやられたときの備えになります。
もちろん、その力を、行使しなくてもいいです。
備えておくだけでも、そうとう違います。

戦いは浪費です。勝っても負けても体力を失います。
だから、戦わないのが一番です。
戦わずして、相手に「いないと困る。必要だ。」と言わせることこそが、最高の勝利です。
アドレナリンに任せて、目の前のメンツを守るのではなく、
ぐっとこらえて、最終的に勝てばいいです。
明日のために、今日の屈辱に耐えるのだ。

電気代がどんどんあがってます。
消費税もさらにあがります。
デフレ脱却で物価はどんどん上がります。
もうじき、４Kテレビを買い替えさせられます。
これから、かなり暮らしが厳しくなります。
だからこそ、生き延びる努力が必要です。
その答えは、大勢が選んだ結果ではないはずです。
いままでどおり、でもないはずです。
思考の転換が必要です。
いまこそ、ほんもののリストラクチャーが必要です。
それができた人が生き延びるのだと思います。
適者生存です。
変化した環境に適合できたものが生き延びます。

と、沈む夕日を見ながら、
静かに心を燃やします。