植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

自分がされて嫌なことを他人にしないために。

人は、自分が怖いと感じることを、
他者を屈服させる時に使ってしまいます。

怒鳴る人は、本当は、怒鳴られるのが怖いのです。
怖いからこそ、相手も怖がると思って、怒鳴るのです。

僕の父さんは厳しい人でした。
不愉快を態度で示す人でした。
机を叩く。
ドアを大きな音をたてて閉める。
大声で怒鳴る。
それは、僕にとって恐怖でした。
だから、僕も、自分を制御できないほど怒ると、
同じことをしてしまいそうで、本当に嫌です。

問題を解決するとき、
重要なのは、考えることです。
相手の意見を聞かずに、こちらの意見だけを押し通そうとすると、
相手を屈服させなければならなくなります。
すると、そこには、暴力が必要になってしまいます。
自分の意見を屈服させられたことがあるからこそ、
相手を屈服させなければ、と思い込むと、
それはもう、歩みよリのない、低レベルなケンカになります。

問題を解決するために、もっとも重要なのは、
解決すべき問題を明確にすることです。
どうやったら、より良くなるかを、最初に明確にすることです。
それをしないと、不毛なケンカになります。

自分が怖いと思う方法を、相手に使わないためにも、
「どうやったらより良くなるか?」を
沢山考えたいと思います。