植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

先生の喜び

今日来てくださった学校の先生が、
最後にお話をしてくださいました。
とても素晴らしいお話でした。

その先生は、最初は、「どうやって教えよう」と意識して先生をしていたそうです。
でもいまは、「自分よりすごい人との出会い」が楽しくて、先生という仕事が大好きだそうです。

生徒の中にも、自分のしたことがないことや、自分の知らないことを、経験したり知ったりしてる人がいるそうです。
そういう人との出会いを、素直に喜び、学ぶのが、自分の成長になっていて、それがとても嬉しいのだそうです。

先生は、それを、生徒のみんなに向かって喋っていました。

僕はそれを聞いて、涙が出そうでした。

自分に自信のない人は、
ちゃんとしているふりをします。

自分が知らないことに出会ったら、
「そんなもの、知る必要もないくだらないことだわ。」
と否定します。

自分が間違えたら、間違えを認めません。決めつけます。
「普通」や「常識」という言葉で、自分のことを正当化します。

自信がない人は、人を見下し、評論し、自分以下を作ろうとします。

でも、自信があるだけで、そんなことしなくて済みます。

受け入れられます。認められます。感動できます。

だから、自信はとっても大事です。

自信は、お金では買えません。人を見下しても手に入りません。
自信は、やったことがないことをやると身につきます。

だから、
「できるか、できないか?」で選ばずに、
「やりたいか、すべきか?」を考えたらいいです。

そうしたら、やったことがないことができて、
自信がもてて、優しくなれます。
人を尊重できるようになります。

だから僕は、人の自信や可能性が奪われない社会ができたらいいなと思っています。
でも、人の自信や可能性を奪う人は必ずいます。
そういう人を、かたっぱしから殺してしまうなんて、しちゃいけません。
重要なのは、そういう人に、負けない人を増やすことです。

だからこそ、誰かに自信を奪われて「自分なんて・・・」に陥っている人がいたら、そっと助けてあげたらいいと思います。
「あなたは悪くない。あなたは必要だよ。」
その言葉で、救われる人がいるかもしれません。