植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

運転には十分に気をつけましょう。

北海道では、道路に出て来た動物を避けようとしておきる自動車の事故が少なくありません。

自動車を運転しているときに、突然、タヌキやキツネが道路に
出て来たら、驚くと思います。
あわてて、ハンドルを切ったり、ブレーキを踏んだり、
同時にやると、たいへんよくないです。
ABSの普及で、大丈夫かもしれないけど、ブレーキは、まっすぐの状態でかけた方が効きがよいです。)

その結果、自分が命を落としたり、誰かが命を落としたりすることがあります。
それは、とても残念なことです。

ときどき、道路を管理する組織を訴える人もいます。
気持ちはわかります。
でも、本当は、自動車の運転免許は、前方を注意し、安全に運転する技量があることを認め、自動車の運行を許可しているものです。

僕も、何度も動物に遭遇しています。
でも、かなりはやい段階で、発見できているので、
慌てたことは無いです。
僕は、前方の道路のふちにも、常に注意を払っています。
でも、もちろん、見落とすこともあります。
疲れている時とか・・・注意力が散漫だと、見落とします。
かつて、一度だけ、おそらくオコジョか、白いイタチを
自動車でひいてしまったことがあります。
視界の右側2時くらいの方向から、突然、車めがけて
飛び込んできました。(進行方向を12時として時計の文字盤のように方向をあらわしています。)
前輪はかわしたようですから、おそらく、
車体の側面めがけて飛び込むようなかんじだったと思います。
残念ながら、後輪が踏んでしまったようです。

でも、僕は、常日頃、突然動物が道路に出て来た時は、
回避できないときは、慌てずに、ひく、と心に決めていました。
だから、そのときも、慌てませんでした。
慌てない自分が、ちょっと悲しかったです。

僕は、かなりたくさん自動車に乗ります。
だから、かなりたくさん、危ない思いをしています。
だから、いつも、注意しています。
「いま、対向車がこっちの車線にでてきたら、自分ならどこに逃げるか・・・」などと、
つねに考えています。

自動車は、本当に危険な乗り物です。
死ねます。殺せます。
だからこそ、運行には注意が必要です。
そして、脳内シミュレーションも大切です。

これから、冬になります。
運転をする人は、「急」のつく操作は厳禁です。
早期発見と、広い車間距離と、覚悟をもって、運転しましょう。
(一番いいのは、車に乗らない努力です。)