植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

やりたいことがいくつもあり、一つを選ばなければいけないときは、どうしたらいい?

質問:やりたいことがいくつもあり、そこから一つを選ばなければいけない時は、どうすればいいですか?(たとえば、部活を決めるときなど・・・)

たとえば、晩ご飯に何を食べるか考えたとします。
カレーも食べたい。ラーメンも食べたい。うどんも食べたい。
スパゲッティも食べたい。(いまはスパゲッティと言わないのか?)
などなど、いろんな食べたいものがあるはずです。
それを、どうやって決めるでしょう?

でもきっと、そんなに悩まないはずです。
なぜなら、またおなかが減るからです。また好きなものを食べられます。
だから、あんまり悩まないのだと思います。

では、部活を決める時に悩むのはなぜか?
それは、「それしかできない」と思うからかも。
一度決めてしまったら、3年間、それしか出来ない。
途中で変えられない。途中でやめられない。
と思うと、決断するのが不安になるはずです。

そしてそれは、進路も同じかも。
一生、その道しかない、と思い込んだら、
怖くて進路を決定できないかも・・・

では、部活を選ぶとき、そこには、自分のやりたいことがすべて存在するでしょうか?
学校によっては、特に文科系の部活がほとんど無い場合もあります。
そんなときは、どうやって選ぶのでしょう?
とりあえず、あるものの中から選びますか?
それに、3年間費やしますか?
僕なら、自分のやりたいことが部活の中に無かったなら、選ばないです。自分で家に帰ってから勝手にやります。(やりました。)

というように、自分の時間を管理するのは自分です。
だから、部活もできるし、家に帰ってからの自分の時間も自由に、やりたいことに使えます。

だったら、部活を選ぶ時の基準は、
「自分一人ではできない(人数、施設)」
「優れた指導者がいる(独学より効率が良さそう)」
という条件で考えたらいいかもしれません。
そして、そうじゃないことは、自分でやる。もありです。

野球もやりたい、テニスもやりたい、陸上もやりたい、の場合も、
やはり、上記の選択基準で考えてみて、
学校が提供する部活以外の方法でも達成できそうなことは、
自分でやる、というのがいいと思います。
部活では野球だけど、テニスはテニススクールに通うとか・・・

ひとつしか、と思うと、決められないのです。
なんこでも、とおもったら、気持ちが楽になります。

一生懸命という言葉を間違えてはいけません。
一生懸命とは、いっこしかやっちゃだめ、ではありません。
だって、人生は、いっこではすまないのです。
仕事をしながら、家事もしなければいけません。
こどもを育てることもあるでしょう。
会社の仲間との関わりも大切ですし、
自分の学びも大切です。
人生は、いっこやってるんだから十分だろ!ではないのです。
人生は、そもそも、いくつものことを、並行してやるものです。
それはけっして、中途半端ではありません。

やりたいことと、すべきことを、かたっぱしからやればいいです。
そうしたら、人生は豊かになります。
与えられた選択肢の中から選ぶ、ではなく、
やりたいことや、すべきことを、自由に考えることが
きっと大事だと、僕は思います。