失敗に罰を与えない。
僕は、失敗に、罰を与えてはいけないと思っています。
なぜなら、罰はいやです。痛かったり、苦しかったり、侮辱的だったり・・・
だから、罰を受けたくないです。
そのためには、失敗しないのがいいです。
失敗しないためには、
やったことがないことをやらなければいいです。
できることだけやればいいです。
誰かの指示どおりにやれば、自分に責任はないです。
判断しなければいいです。
でもそれは、ロボットに負ける仕事です。
また、罰が嫌だから、失敗を隠すようになります。
その結果、とんでもない事故が増えています。
リコールも増えています。
失敗は許されない。というのは、かっこいい言葉です。
でも、本当に失敗が許されないならば、なにもできないです。
だって、人間は間違いをおかします。
機械も故障します。
失敗の確率を減らすことは出来るけど、100%失敗しない、は不可能です。
失敗してしまう可能性がある状態で、
失敗に罰を与えらるのだとしたら、救われないです。
だから、失敗は許されない、と考えないで、
成功率を高めよう。と考えたらいいと思います。
すべきことが沢山思いつきます。
そして、失敗は、せっかくしてしまった貴重な実験です。
その結果をデータとするためにも、
失敗は、「なんでだろう?」「だったらこうしてみたら」と考えて乗り越えるべきです。
僕の会社、植松電機は、それでいろんな問題を乗り越えてきました。会社の仲間の出来ることは、どんどん増えています。能力が高まっています。
結果として、失敗は減っています。
だから、僕はこの方法でいいと、思っています。