植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

わからなければ、しらべればいい。

伝記の人たちや、いろんな成果を上げている人たちを見て、
僕は、同じ人間なのだから、自分もがんばろうと思います。
 
でも「あの人は特別だよ。自分なんて普通だから・・・」
と思ってしまう人もいます。
 
しばらく観察をし続けてきて、そういう人たちのパターンがわかってきました。
そういう人たちは、伝記の人たちが、どうやってやったのかを、調べようともしない人たちです。
 
 
たとえば、
カレーを作ってごらん。と言われたとき、
作り方がわからなければ、作れないです。
だったら、「わからない」のだから「調べればいい」です。
決して、カレーを作れる人が、特別だから作れているわけではないです。
 
いやいや、カレーと偉業を一緒にするなよ。
と思う人もいるかもしれませんが、
偉業をなした人たちは、
それを「特別なこと」とは思っていないです。
それをなすために、すべきことをしてきただけです。
途中でやめたり投げ出したりしなかっただけです。
 
マザー・テレサは、道ばたで、誰にも看取られずに、貧困故に病気の治療も受けられずに死んでいく人たちを、なんとか人間らしく最後を迎えさせたい、と思って、行動しただけです。
「自分のことで精一杯で、そんなことするお金がない」
「そんなことする余裕がない」
「だからできない」
ではなく、マザー・テレサは、どうやったらできるかを考え、
いろんな人に自分の思いを伝え、行動していっただけだと思います。
 
僕は、児童虐待をなくしたくて、宇宙開発をしています。
お金が余っていて、時間が余っていたから宇宙開発をしたのではないです。
そんな理由なら、とっくにやめていたと思います。
僕は、すべきと思ったことを、
できることからやっていっただけです。
そうしたら、できることが増えていっただけです。
 
「どーせできるわけない」から「やらない」と、絶対にできるわけないです。
 
でも、小さな事でも「やる」と、必ず自分が変化します。成長します。できることが増えていきます。
 
僕がロケットを作れたのは、
小さい頃から読んだ伝記の人たちが、苦労してロケットを作った過程を記録に残してくれたからです。
どうやってやったのか、どうやったら失敗したのか、を記録に残してくれたのです。それを調べたから、僕はできたのだと思います。
 
「あの人は特別だよ。自分なんて普通だから・・・」
と思ってしまうことがあるならば、
その人が、どうやってやったのかを調べた方がいいです。
そうしたら、できそうな気がしてきます。
そしてそれは、自信につながります。
 
 
わからない自分を、変な理論で正当化して守ろうとせず、
わからなければ、しらべればいい。です。
そうしたら、できることが増えて、自信が増えると思います。