植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

未来が不安な人は、とりあえずオーバークォリティを目指してみたら?

僕は、子どもの頃、自分が会社の経営者になるとは思っていませんでした。
もちろん、担任の先生も、そう思わなかったでしょう。
親も思わなかったと思います。
 
未来は、誰にもわからないです。
これは、間違いなく言える真実です。
 
だから、わからない未来を悲観する必要もないし、絶望する必要もありません。
 
だのに、多くの人が、未来を悲観し絶望します。
わざわざ、未来を「どーせ思うようにはならない」と想像します。
そして、現在すべき努力をやめてしまいます。
ときには、この勝手な憶測の思い込みで、捨て鉢になったり、やけを起こして、
暴力をふるったり、自分を傷つけたりする人もいます。
また、他人がうまくいくのが悔しいから、他人の夢や希望をつぶしたりします。
だから、未来は、まさに思った通りに、悲観的で絶望的なものになっていきます。
 
なぜ、わからない未来を悲観するのか?
 
それは、小さい頃にさんざん言われる、
「失敗したらどうするの!」が原因かもしれないと、僕は思います。
 
「失敗したらどうするの!」という言葉は、たいていの場合、心配から発せられます。
愛する我が子が、失敗をして悲しい思いをしないように・・・という愛から発せられます。
しかし、実際には、この言葉には、愛のかけらもありません。
なぜなら、この言葉は受取手にとっては、
「失敗を絶対に許さない!」「実行も絶対に許さない強い禁止!」になってしまうことがあるからです。
同時に、「失敗したらどうするの!」は、いたずらに、未来への不安をあおります。
大人でさえ解決できないような、とんでもないマイナスを想像させます。
 
しかしこの言葉は、子どもに向けて使われるだけではありません。
大人の会議においても、かなり頻繁に使われる言葉です。
大人でも、この言葉を使われたら、何もできなくなるし、考えられなくなります。
 
だから、「失敗したらどうするの!」という言葉は、使わない方がいい言葉です。
もしもこの言葉が頭に浮かんだときには、ぐっとこらえて、
「いやいや、失敗したとしたら、自分ならどうするかな?」と考えるべきです。
そう考えたら、自動的に、「どんな失敗が、どんな確率で起こるかな?」が予想できます。
そうすれば、対策は、より具体的なものになります。
 
「失敗したらどうするの!」な人達を納得(というか、安心)させるためには、
起こりえる失敗のパターンを箇条書きにし、それぞれの対策もしっかりまとめることです。
そうすれば、「失敗したらどうするの!」という言葉に負けなくてすみます。
同時に、未来を悲観しなくてすむようになります。
 
未来はわからないです。
だから、悲観しなくていいです。
大事なのは、いますべきことをすることです。
とりあえずは、未来が「よりよく」なるようなことをすべきです。
その際に重要なのは、人生の時間は有限なので、
その人生の時間を「プラス」に使うことです。
「あきらめたり」「やめたり」「とりあえずなにもしない」は、プラスにならないことが多いです。
「知恵」と「経験」と「人脈」が増える努力をすると、それはプラスになることが多いです。
また、「人脈」について言えば、「安易な人脈」で得られる成果は、低レベルです。
「困難な人脈」で得られる成果は、高レベルです。
ハードルを越える努力をすると、そこには、同じくハードルを越えてきた人が集います。
趣味にしても、なんにしても、ちょっとやり過ぎぎみ、は、とても大事です。同じくやり過ぎな仲間が集まります。
 
とりあえず、人生をプラスに使う努力をしたら、
未来は、なんだかしらないけど、どんどん明るくなります。
めざせ、オーバークォリティ!
人生は質だよ!兄貴!(わからなかったら、ガンダムを見るべし)
(最良なのは、質×量だけどね。)
 

マニュアル化された作業でも、人によって差が出てしまう理由。

言われたことを、言われたとおりにやる仕事は、沢山あります。
マニュアルが完備されていて、基本的にマニュアルに従うことが必須な仕事も沢山あります。
しかし、そういう仕事をしても、働く人によって差が出ます。
 
たとえば、コンビニ。
すべきことはかなり詳細にきまっています。
しかし、人によって、作業の量と質に、すごく差が出ます。
 
レジ袋に品物を詰めるにしても、
バランスよく、さっさと詰めていく人もいれば、
「そりゃないだろう」という詰め方をして、
途中でやっぱりまずいって気がつくのか、
入れたもの全部出して、ちがう袋出して、入れ直すけど、
やっぱり「そりゃないだろ」な感じで・・・
 
おそらく、たとえマニュアルがかなり完備された仕事でも、
人間の裁量は、その仕事の質や量に、ものすごく影響を持つのだと思います。
 
では、どんなことが差になるのか?
おそらく、自分が知覚した現象事象を、情報として蓄積し、
それに基づいて仮説を立て、検証し、そこで得られた情報を元に、
さらなる改良を加える、ことができるのと、できないのとでは、
ものすごい差になるのだと思います。
 
教えられたことや、命じられたこと、マニュアルに書いてあることしか、情報として認識できないひとがたまにいます。
そういう人は、自分の身の回りで起きていることを、情報として認識していないことが多いです。
 
たとえば、小学生がロケットを作るときは、彼らはまわりにすごく注意をはらっています。
僕が誰かにコツをおしえたり、誰かのやったことを褒めたりしたら、彼らはすぐに、そのコツをまねするし、褒められたところをまねします。
だから、1人に教えたら、そのまわり全部に、あっというまに情報が行き渡ります。
しかし、高校生くらいになると、わからなくなったら、停止します。そのままです。
僕がある人にやりかたを教えたら、隣の子も、「あ、僕もわかりません」です。
「いま、おなじことやってたよね?みてなかったの?」と思います。
だから、ロケットを作るとき、もっとも速くて確実なのは、小学生です。
もっとも遅くて不正確なのは、高校生や大学生です。
高等教育を受ければ受けるほど、与えられた情報以外を認識できなくなる傾向が見られます。

そういう人達は、誰かが困っていても、手を貸そうとしません。
助けを求められても「え?誰に言ってんの?おまえじゃね?おれ関係ないし。」みたいな感じです。
 
そういう人は、おそらく、誰でもできるような、比較的単純な作業であっても「つかえない」と判断されるのだろうと思います。
 
これから、ロボットがどんどん増えます。
単純な仕事は、どんどん自動化されます。
それでも、自分で情報を収集し、自分で考え、自分で行動する人間は、
かならず必要とされます。
しかし、入力された情報しか記憶できず、命令されたことしかしない人は、もうすでに、「つかえない」可能性があります。
 

受験を意識しはじめた頃、
大人は、「テストに関係あることが価値あること。テストに関係の無い趣味や興味は、テストにマイナスの影響を与える害悪。」と教えてしまうことがあります。
これをやってしまうと、人間の行動原理は「自分がやりたいか?」ではなく、「他人からどう評価されるか?」になります。
または、「他人から評価されることだけやっておけばいいんだろ。」という、変な要領のよさを身につけてしまいます。
これこそが、「つかえない」人を生み出す原因じゃないかな、と僕は思っています。
 
だからこそ、勉強も部活も大事だけど、趣味も大事にしてほしいです。
興味と好奇心。とくに、学校の成績や評価に関係のないことも大切にしてほしいです。
それは、大人にも言えることだと思います。


飛行場は、ショッピングセンターと競合すべきじゃないと思う。

現在は千歳空港。
休日の千歳空港は、駐車場の混雑が絶望的なので、かなり早めに出てきました。

しかし、大変だったのは、途中です。
栗山〜長沼のあたりで、なぜが大渋滞。
なんで?
お祭りがあるから?
はやめにでていてよかった・・・

新聞に、空港の見送りを、手荷物検査場の内側までできるようにしようかな、みたいなことが書いてありました。
なんでも、そうすると、搭乗待合室の商業施設の利用がもっと増えるかも・・・らしいのですが、
手荷物検査の無い電車じゃないんだから。

もし実現するなら、
手荷物検査場の能力を、今の3倍くらいにして、
搭乗待合室の容量も、いまの3倍くらいにしないと、
繁忙期には対応出来ないと思います。
飛行機に乗る人は、ある程度覚悟して機内持ち込みできない物を身につけないようにしたりとかすると思いますが、
見送りの人は、そんな準備はしてこないでしょう。
だとしたら、手荷物検査場の仕事はものすごく増えるかも。

米国では、僕が利用したときは、
全員が靴まで脱いで、手荷物検査の準備をしていました。
テロ防止のための、空港を利用する人達の協力体制に驚きました。

何度か書いていますが、空港は、飛行機を安全に運行するための特殊な施設だと思います。
その施設の稼働率を上げるために、離着陸の支援装置を改善したり、除雪の能力を高めたり、手荷物検査の速度をあげたり、荷物をあずけたり、出したりする速度を上げるなら理解できるけど、
空港の商業施設の利用を増やすために・・・というのは、
目的を逸脱してると思います。
そもそも、千歳空港のそばには、旧千歳空港の跡地を利用した商業施設があるじゃん。そっちをもっと充実させるべきでは?

空港は、物流の重要な拠点だと思います。
アウトレットモールや、ショッピングセンターと競合してる場合ではないと思います。

明日は、NHKで生放送。
テレビの生放送出演は、はじめてなので、じゃっかん不安です。

9月25日は、NHKのごごナマにださせてもらえます。

9月25日 (日曜日マチガイ)=月曜日でした。
ごごナマという番組に出ることになりました。

今回は生放送1時間だそうです。
どうなることやら。

一緒にでてくださるのは、「アハ体験」でよく知られる、
脳科学の茂木先生。
以前、茂木先生のラジオにだしていただいたことがありますが、
とても興味と好奇心の幅が広い、素敵な人でした。
今回は、初めての生放送で緊張していましたが、
茂木先生がでてくださると言うことで、ちょっと安心。

www4.nhk.or.jp

どうにか北海道に帰れそう。

現在、福岡空港
どうやら、台風はまだ到着していない。
1430の千歳行きは、無事に飛びそうです。よかった。
 
今日のアクロス福岡は、
青年会議所の主催でした。
だから、ちょっと心配してました。
いままで、青年会議所の講演会では、中学生や高校生を集めます!と言ったものの、実際にはまるで集まっていない、というのが、よくあるパターンだったからです。
 
しかし今回は、会場びっしり人。高校生。
なんでも、45校をまわって説明してくださったそうです。
 
努力は裏切らないです。
ときどき、「あの努力は何だったんだ」と、努力が無駄になった感じをおぼえることもあるかと思いますが、
それは、間違った努力をしていただけです。
努力は裏切らないです。
 
いままでに、青年会議所主催で、中高生を沢山集めてくださったケースは、すべて、メンバーがものすごく努力して、沢山の学校に説明に行き、学校の先生と仲良くなる努力をしています。
学校に行って、チラシ置いてくるだけでは、たいていだめです。
仲良くなる努力が必要です。
 
明日は、スポーツシューティング。
赤平は、昨日、今日、明日と好天のようです。
外で遊べる最後かな。
のんびり撃ち合おうと思います。

台風。そしてジャニーズ。

今日は、約300人の子達が来てくれます。
天気は大丈夫な感じ。
風がちょっと心配かな。
 
その子達を送り出した後、羽田に飛びます。そのあと、福岡へ。
 
明日は、福岡のアクロス福岡でお話しをさせていただけます。
 
で、問題はそのあと。台風接近中。
すでに、明日の福岡空港の飛行機は、午後が全部米印。
かといって、福岡に宿泊しても、
翌日は東京や北海道の方が台風の影響下だから帰れなくなるかも。
重要なのは、台風より先に北海道に帰ること。
 
福岡の講演が終わったら、直ちに新幹線で北上して、
羽田から・・・と思ったら、
なんでも、ヘイセイジャンプという人達のコンサートがあるそうで、羽田の飛行機は大混雑。
おそるべし。ジャニーズ。
 
さてどうなることやら。
福岡から飛べるのが一番楽なんだけどね。

お金に換えられないサイン。お金に換えられるサイン。

時々、講演会などを主催してくださる方から、お願いをされることがあります。
それは、
「協賛してくれた人へのお礼として、サイン本を提供したいから、サインをしてください。」です。
クラウドファゥンディングでもそうでしたが、
僕のサイン本が返礼品になってることがありましたが、
それは、返礼という言葉を使っているけど、本当は販売のような気がします。
まるで、自分の講演の費用をまかなうために、僕がサイン本などを生産してる状態です。
なんだか、自分が切り売りされてるような気がします。
 
もちろん、本にサインをするのは、嫌ではありません。うれしいことです。
でも僕は、本にサインをするときは、本に折り癖などをつけたくないから、
そーっと開いて、ゆっくり書きます。だから、かなり時間がかかります。
それを、100冊、200冊、を当然であるかのように求められると、すごく困ります。(というか、僕の許容値が低すぎるのか?何冊くらいが相場なんだ?)


 
また、時々、講演の主催者から、講演の集客を頼まれることがあります。
それも、僕としてはかなり不思議な気がします。
だって、だったら、僕が講演をプロデュースすべきでは?(しないけど)
 
僕がお話しできるチャンスを作ってくださることはありがたいです。
でも、やるからには、集客やお金を集める努力は、自分たちでやってほしいです。
僕に集客や集金の仕事をさせないでほしいと思います。
 
僕は、そもそも学校でお話しをしたいのです。
だから、こういう無茶な依頼が多いと、ますます、一般向けの講演を引き受けたくなくなります。
 
今日来てくれた子達も、本当に朗らかで素晴らしい子達でした。
彼らは、修学旅行なのに、荷物増えちゃうのに、わざわざ僕の本を持ってきてくれて、
サインを求めてくれました。涙でそうでした。
他にも、沢山の子達が、ロケットやしおりに、サインを求めてくれました。
未来ある子達のためなら、ナンボでもがんばります。
先生も、バスが出発したいんだろうに、怒りもせず、子ども達を待ってくれました。
そういう、お金に換えられない、うれしいサインもあります。
お金に換えられるサインは、あんまりしたくないです。