植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

久々のプラモデル(戦艦比叡)

昔の日本の戦艦 比叡(ひえい) 1/700 ハセガ

船のプラモデルは、ほとんど作ったことがなかったです。
作っても駆逐艦程度。
戦艦を作るのは、はじめてかも。

やっぱり、やってみないとわからないことが沢山です。
かなり苦労しました。

最近の船のプラモデルは、進化がすごいです。
どんどん精密になっていきます。
でも、値段もすごく高くなってるし、部品も増えていて、
作る前からげんなりします。
でも、少し前の船のプラモデルは、
あっさりしていて、部品も少なくて、取り組むのが楽です。
そして、資料などを見ながら、自分で改造するのは楽しいです。

また、船のプラモデルは、部品が小さいので、
塗装がたいへんというか、らくというか。微妙です。
船体はともかく、一滴、二滴の塗料で、細かいところを塗れます。
ちょこっとの時間で、ちょこっとずつ積み重ねていくような
作り方にはとても向いているような気がします。

金剛級の、金剛、比叡、榛名、霧島の四戦艦は、
太平洋戦争を戦った戦艦としては、もっとも古く、
でも、速度が速かったので、大活躍しています。
比叡は、活躍の結果、最も早くに沈んだ戦艦になりました。

子どもの頃、戦艦は無敵だと思っていました。
そう書いてある本も多かったです。
でも、実際には多くの戦艦が、舵を壊されたり、
射撃指揮装置を壊されたりして、あっさり戦力を失っています。
ぜんぜん無敵じゃありませんでした。

無敵は難しいから、負けない、ってのが大事かもしれません。
そして、負けないためには、戦わないのが一番です。
だからこそ、言葉とコミニュケーションが大事です。
その技術が乏しいと、しないですむケンカをするはめになるのかもしれません。

おそらく、もう二度と、戦艦というものが必要とされることはないと思います。
でも、戦艦は、かなり複雑なシステムだったので、
その発展の様子を調べると、通信から電源なども、
とてもおもしろい進化をし、それは、今の僕らの暮らしにも役立っています。
最新のものは秘密ですから知りようがないのですが、
もう時代遅れの戦艦に関しては、かなりの技術が公開されているので、調べるとおもしろいです。

今回、比叡を作りましたが、
出来上がってから、さらになおしたいところが沢山です。
だから、もう一隻作ってみようかなと思っています。
久々のプラモデルは、おもしろいです。

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