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植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

決断と判断に必要なもの

決断。判断。とても大事です。

決断や判断をするためには、
未来を予測する能力が必要です。

こうしたら、どうなるかな?
こうしなかったら、どうなるかな?

行動の結果を予測できなければ、
決断も判断もできません。

子どもが何かをしようとした時に、
「失敗したらどうするの!」
とか
「やったことがないんだからやめておきなさい!」
とか
「勝手なことするんじゃない!」
とか
とにかく、子どもの意志による行動を阻止していると、
こどもは、未来を予測する能力を失います。

その結果は、
なにをしていいのかわからない。
なにができるのかもわからない。
どうすればいいのかもわからない。
という、無思考人間を作ってしまいます。
そして、そういう人は、現代社会では、
働く場所が限られています。

なにしろ、ロボットの性能が向上していますし、
自動化などのおかげで、障害のある方々の作業領域も広がっていますし、強い集中力のおかげで、かなり高度なことまでできるようにもなっています。
植松電機でも、近くの授産施設の方々にたすけてもらっていますが、
本当に、きっちりと、しっかりと、素晴らしい仕事をしてくださいます。

このままでは、俗に言う「健常者」の中でも、
思考力を持たない人の仕事場は、無くなると思います。

自分のした行動の結果を受け止めて、
リトライする、という経験を、いかに多くさせるかが、
これからの社会で人の役に立てる人間を作るために不可欠です。

だから、植松電機のロケット教室では、作り方を教えません。
そして、失敗したら、なおし方をおしえます。
希に、ロケットがパラシュートを開かずに落ちてしまうことがあります。
奇麗にデザインされたロケットの胴体が、紙でできていますから、
いたんでしまうことがあります。
僕は尋ねます「この胴体を、新品に置き換えることもできるし、このデザインした胴体を、なおすこともできるよ。どっちがいい?」
すると、ほぼ全員が、なおす方を選びます。
僕もその方が嬉しいです。
「このロケットは、失敗を乗り越えたロケットだよ!」と言うと、
子どもも嬉しそうです。

子ども達は、失敗を乗り越えたいのです。
失敗をなかったことにはしたくないのです。
そして、失敗は、なかったことにしてはならないのです。

だから、僕はなおします。よほどでない限り、取り替えません。
それが、僕にできる、失敗の乗り越え方の教育だと思っています。

人生には、判断と決断が不可欠です。
そのためにも、子ども達の判断と結果を、
うけとめ、ささえ、リトライできる教育が必要だと思います。