植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

中二病上等!

年を取ると、涙もろくなるのでしょうか、
いろんなものを見て泣いています。

最近かなり泣いてるのが、
ソードアートオンラインというアニメです。
人によっては、子どもっぽいとか、
中二病的とか言われてるようですが、
少なくとも僕は泣けます。

僕は、映画やアニメが好きです。
そこに登場してくる人たちの生き様がかっこいいとあこがれるし、感動して泣きます。
僕にとっては、映画も、アニメも、区別はないです。

ソードアートオンラインでも泣けるし、
黒沢監督の七人の侍でも泣きます。
鬼平犯科帳でも泣くし、宇宙戦艦ヤマトでも泣きます。
そこに出てくる人たちに感動して泣きます。

だから、「アニメ」や「漫画」などを
「くだらない」「低レベル」「子どもっぽい」「中二病
などと表現して否定する人たちが、ちょっと寂しいです。
だってね、「アニメなんて、しょせん作り話でしょ?」と言う人もいるけど、
アニメの中にも、実話の話もあるじゃないですか?
「作り話」がくだらないの?
「アニメ」がくだらないの?
ていうか、「くだらない」ってなに?

かつて、夏目漱石は、
「最近の小説には、人間の弱さや汚さを赤裸々に描いたものが多いけど、それは、人間のごく一面に過ぎない。それがすべてではない。人間の中には、弱いところもあるけど、強いところもある。その人間の強さを描く小説も大切だ。」ということを書いています。

僕は、心の中に、沢山の「あきらめない生き方」をコピーしています。
そして、いざというときに、演じています。なりきります。
それが、僕を沢山の絶望から救ってくれました。

でも、「そんなの、アニメの中だけの話だ。」「現実には、そんなにうまくいくはずがない。」などという言葉に負けて、
僕が、あきらめない生き方を知らないままだったら、
僕は、とっくに生きることをやめていたかもしれないです。

現実だろうが、作り話だろうが、どうでもいいです。
僕にとって大切なのは、僕が理想とする生き方をする人たちです。
絶望の中でもあきらめないで生き抜こうとした探検家や、
仲間を見捨てず支え続けるアニメのキャラとか。

「うおー。かっこいい!」「くー。泣ける!」と思える生き様が、僕に力をくれています。

だから僕は、これからも、何歳になっても、
アニメや作り話で泣きます。
泣くたびに、あきらめない生き方がコピーされて、
僕は、いまよりもっと強くなります。

ある日、とんでもない逆境に出会ってしまい、
もう、どうにも太刀打ちできなくて、
あきらめるしか無いかな・・・という状態の時、
「あきらめ方なんて、知らねえよ!」と叫んでがんばりたいじゃん。
そのシーンを実演するためには、とんでもない逆境が必要です。
だとしたら、とんでもない逆境が、ちょっとうれしくなるかも。
だとしたら、中二病上等!です。