植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

個々人は尊重されるべきだけど、「俺を尊重しろ!」とは思わない方がいい。

いま、民主主義の勉強をしています。
なぜなら、いい会社を作りたいからです。

そこで、民主主義の歴史を調べています。
さかのぼること、ギリシア時代です。

その時代は、基本的に王様による独裁が主でした。
スパルタや、ペルシャなどの強大な国家がありました。
でも、民主主義は、独裁よりも強くなれる可能性があります。
なぜなら、より多くの情報を元に判断できるからです。

民主主義の大事な所は、少数意見の尊重です。
それはすなわち、個々人の尊重につながります。
でも、そこからが問題です。

自分を尊重しろ!という人が現れると、民主主義はくずれていきます。

自分を尊重しろ!には、大別して2種類あります。
(1)俺は優れているから、尊重しろ!
(2)俺は弱いから、尊重しろ!

いずれにせよ、こういう主張は、他者を尊重していない主張です。
ですから、個々人の尊重が守られなくなり。民主主義は不成立になります。

尊重とは、すべきものであって、自分を尊重するよう要求するものではないと思います。
でも、けっこう身近で目にするのは、
「年長者を敬え」「先輩を敬え」「後輩のくせに生意気だぞ」「若造のくせに」
という言葉です。
これは、他人を尊重しない人が使う言葉です。民主主義の敵です。

だから僕は、年齢に関係なく、尊重する努力をします。
子どもにも、大人と同じように接します。
普段から練習しないと、いざというときできないからね。