植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

奄美はとても穏やかでした。すごい艦船模型もありました。

奄美大島は、とても穏やかな島でした。
人も穏やかで優しかったです。
奄美でも、僕の本を読んでくれている人が沢山いました。うれしかったです。
 
数時間しか滞在できなかったのですが、
空港の荷物が出てくる所に気になる看板がありました。
「船の模型が100隻以上・・・」
あるホテルの中に、展示されてるとのこと。
 
まあ、今回は自分の自由に動ける時間も手段もないので、
あきらめていたのですが、
講演のあとに、空港まで送ってくださる方が、
「ついでに寄れますよ。近くです。」と連れて行ってくれました。
ホテルの人にも説明してくれて、展示室を見せていただきました。
 
いや、それはもう、すさまじかったです。
奄美は、太平洋戦争の時に、震洋の基地があったそうで、
戦争の被害も受けているそうです。
それを風化させないために、当時の軍艦の模型が綺麗に展示されていましたが、その出来がすごすぎです。
1/200や、1/350の大型模型が精密なのはわかります。
それなら僕でも頑張ればなんとかなりそう。
しかし、1/700の艦船模型の精密さには驚愕でした。
戦艦に人乗ってるし。1/700で初めて見た。
おまけに、海防艦のような小型の船まで、ものすごい精密さ。
あの細かさは、どうやってやるのかがわからない。
作ってるところを見てみたい。
でもきっと、寝てる間に「こびと」が作ってるんだと思う。
というほどのすさまじさ。
芸術品です。
 
おそらく、名のある人が作っているのだと思います。
弟子入りしたい。
 
飛行機の時間もあるので、後ろ髪引かれつつ帰ってきました。
 
奄美の南の方の「ライベストイン奄美」というホテルです。
泊まっていなくても、200円(だったかな)で見学できます。
 
奄美のマグロおいしかった。甘口の醤油とすごくあってた。
 
今回の講演で、奄美でモデルロケット教室が出来るようにする可能性についても、すこし話し合えました。
今年の目標は、日本各地で、モデルロケット教室ができる人を増やすことです。
そのためのワークショップのプログラムと、使用するキットをがんばって準備しています。
今年もまた、昨年まで出来なかったことができると思います。

未来が楽しみ。

知らない町を歩くとき、スマホの地図機能はとても便利です。
僕はiphoneを使っています。
しかし、この地図機能は、なぜか最初から現在まで、ずーっと微妙。
 
せめて、歩ける範囲とか、移動できる範囲で教えて欲しいんですけど。
 
たとえば、「カレー」って入力したら、
フランスのカレー海岸が表示されます。
 
「ケンタッキー」って入力したら、
もちろん、アメリカのケンタッキー州が表示されます。
 
プラモデルと入れたら、まっすぐに、新橋にある
タミヤプラモデルファクトリー」が表示されます。
 
おま!どないして行けっちゅうねん!
怒るでホンマ!
ああ、横山やすし師匠の魂が降りてきた。
 
パソコンでなら、そんな変なことおきないのにな。
なぜ、同じプログラムじゃないのかな。
 
それとも、iphone8では、瞬間移動機能がサポートされるのか?
 
楽しみです。
 

間違った負けず嫌い。

小学生や中学生の頃、
相手の話に勝たないと気が済まない子がいました。
 
たとえば、クワガタムシを捕まえた話になったら、「ぼくなんて、ミヤマクワガタ10匹も飼ってるよ!」と言います。
「ええ!すごい!見せて!」と言うと、「いいよ!」といいます。
でも、当日になったら「いや、昨日全部にげちゃった」とか言います。
 
最初は僕も戸惑いましたが、何度もやるので、慣れました。
毎回、言い訳がおもしろかったです。
 
でも、大人になってもそのまんまの人はたくさんいます。
 
車の話をしていて、自分が乗ったことのあるハイパワーな車の話をしたら、
「いやいや、そんなの、これこれに比べたらぜんぜんチャチだね。」と言われてしまいます。でも、その本人は、その車に乗ったことがないどころか、見たこともないです。雑誌のインプレッションをそのまましゃべってるだけです。
 
だれかが作った工作を見ていて、僕が感動していても、
「こんなのよくあるよね。前にテレビで見たやつはもっとすごかったよ。こんなのレベル低いよ。」とか言い出す人がいました。
「でも、こんなの、作れないじゃん」と言ったら、
「こんなくだらないことにかけてる時間はありません。」と
おっしゃられました。
無敵すぎぎる。
 
そこで勝ってどうすんの?
 
僕は、自分ができない事が出来る人は、すべて尊敬します。
そして、僕もやってみたいと思います。
そのとき、かならず躊躇があります。
うまくできないかも。
下手くそかも。
時間ばかりかかるかも。
でも、この躊躇の向こうにこそ成長があります。
できることだけやっていたって、全く成長できません。
だからこそ、自分ができない事に触れたとき、僕は素直に感動するようにしています。
 
嫌なことを言う人達は、少なくないです。
その言葉はとてもつらく心に刺さります。
でもね、たとえば、道の向こうで犬が吠えていたら、腹立ちますか?
カラスが鳴いていたら、腹立ちますか?
もしかしたら、「ばーか」「よーやるわ」って言ってるかもしれないけど、言葉がわからないから気にならないはず。
ひどい言葉を使う人達は、その言葉の意味を理解しないで使っています。だから、「あー、どっかで犬吠えてるわ−。なんか人の言葉みたいな吠え方だな。きもちわりー。」と思うようにしたら、ちょっと気持ちが楽になるかも。
 
勝たないと自信を保てない人達。
誰かを負かさないと自信を保てない人達。
自分以下を必要とする人達。
そういう人達も、生まれたときはそうじゃなかったはず。
誰かが、彼らの自信をうばい、間違った自信の増やし方をおしえてしまっただけです。
 
だからこそ、人の自信を奪わぬように、人を尊重し、
正しい自信の増やし方を実行すべきです。
 
自信は、やったことがないことをやると増えます。
だからこそ、「自分ができない事」に出会ったときに、
素直に感動するのが一番です。
 
「うわー!すごい!」「やってみたい!」
 
この素直な感動が、人の自信をふやします。
 
スカして、斜に構えてる場合じゃないってばよ!

計画変更

レンタカー借りに行ったら、一台もなかった。なんでも同友会の大会が鹿児島であるそうで、全部出払ったみたいです。

ということで、鹿児島は大きな本屋さんが多いらしいので、本屋探しの旅に変更です。

いやー、あったかいわ。

初夏のようです。


現在鹿児島でごわす。(方言の使い方はあってるのか?)

現在鹿児島。
今日はとてもいい天気。暖かいらしい。

鹿児島と言えば!
二式大艇
見に行こうかと思ったら、鹿屋って、とても行きにくい場所なのね。

やむを得ないので、知覧に行くか。

レンタカー借りに行こう。

成長しない人は、他人の成長を潰す。

結構前の話ですが、
ある工場に行きました。
 
そこは、新しい機械の開発と実験をやっている工場でした。
 
いままさに、新しい装置の組み立てをしているようです。
大きなカバーを取り付けようとしていました。
 
でも、その作業に僕は不安を感じました。
 
おそらく、偉い人が大声で怒鳴っています。
作業がうまく行っていないようです。
「おら!なにやってんのよ!」
「おまえ!ちゃんとやれよ!」
「あー、ちがうちがう!だめだだめだ!かってなことすんな!」
「何ぼーっとしてんのよ!さっさとやれよ!」
先頭に戻る。
 
作業している人達は、みんなこの言葉にいらついています。
「そんなに言うなら、お前一人でやれよ!」という雰囲気が
どんどん濃密になっていきました。
 
この怒鳴り声の指示には、具体的な情報がないです。
他人がやってることを否定しているだけです。
どうすればうまくいくのか、まったく指示していません。
そんな指示に従う方法は、「なにもしない」です。
でも、「さっさとやれ!」と怒鳴られます。
だから、ゾンビのようにゆったりと、指示されたことだけをやるしかないです。(ドーンオブザデッドの走るゾンビじゃなくてね。)
 
で、週明け。その工場で大きな事故があったことを知りました。
なんとなく納得してしまいました。
 
でも、こういう、無価値な指示をしてる人はたくさんいます。
きっと、自分がどうやってやってるのか、わかってない人です。
こういう人は、前回よりもよくしようと思わないです。
もしも、前回よりも良くしようと思ったら、前回の自分の作業を考え、改良点を考え、試すからです。
その過程で、自分の作業のことをよく理解します。
こういう無価値な指示をする人は、成長しないどころか、まわりの人の成長までも潰してしまいます。
 
でも、同じような学校を沢山見てきました。
生徒はみんな、ジョージ・A・ロメロ風のゾンビになってました。
生徒の行動を否定する言葉を怒鳴り散らす先生は、
おそらく、いままでやってきたことを、検証もせず、そのまま繰り返すだけの先生なのだろうと思います。
 
人は、成長します。
その価値はすごいです。どんな金利よりも高いです。
でも、人を成長させないどころか、潰す人もいます。
自分自身が成長できない人です。
そういう人が、教育者や上司になったら大変です。
 
こういう人に負けないためには、こういう人の仕事をなくするのが一番です。
なんでも、先にやってしまうのです。行動するのです。
いい手柄をあげるのです。
おそらくそうしたら、その手柄は、全部いやな上司に持って行かれるでしょう。
でも、大事なのは、手柄ではないです。自分の成長です。
だから、悔しいかもしれないけど、先回りです。
やがて、その「成長しない人」は、存在理由を失います。
 
悔しいけれど、
「明日のために、今日の屈辱に耐えるのだ!」でがんばりましょう。