植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

TEDxのうらばなし

TEDxの裏話。

TEDxでしゃべることは、英訳されるので、本番の前に
原稿を渡しておかないといけません。
それを、ボランティアの方々が英訳してくれます。

しかし、僕は、その原稿を、本番の当日に書き直して手渡しました。
最低の行為だと思います。
英訳のボランティアさんは、かなり困った顔をしていました。

もともとの僕のTEDx用の原稿は、本番とはかなり違ってました。
もっと、あたりさわりないことしか書いていませんでした。
でも、TEDxの本番前日のリハーサルで、他の出演する方々と会い、そして、裏で支えるボランティアの方々と会い、
そして、本番前日の懇親会でも、多くの方々に出会い、
ずいぶん考えて、懇親会の後に、全速力で書き直しました。

プレゼン資料もなおすけど、英訳してくれる人にも
なるべく迷惑をかけないように、
しゃべることをすべて文字で打ちなおしました。

で、結果は、本番です。
テクノロジー&エンターティメントとは、
かけ離れた話しになりました。

英訳してくださった方々も、なおした後の方が良かったと言ってくださいました。
迷惑かけて、本当に申し訳ありませんでした。

以前、アフリカの方々が植松電機に来てくださったことがあります。
がんばって、英語で思いを伝えました。
そうしたら、質疑応答が大変です。
「なぜ、金にならないことをやるのか?」のオンパレードです。
でも、がんばって答えていたら、納得してくれて、
自分たちが身につけていたものを、次々と僕にくれました。
お守りだそうです。
そして、アフリカでも、自分の可能性をあきらめた人が、奪う人になっているのだ。と悲しそうにおしえてくれました。

TEDxは、英語になるから、世界の人が見られるのだそうです。
世界の人が見てくれたら嬉しいです。
僕は、「どーせ無理」が無くなったら、いじめも、暴力も、虐待も、そして、戦争も無くなるだろうと思っています。
世界でも、「どーせ無理」を無くする仲間が増えたらいいなあ、と思っています。

なにも返せないのに、人にお願い事をするのは気が引けるのですが、僕のTEDxの映像が、できるだけ多くの人に見てもらえるように、広めていただけると、とても嬉しいです。
お力を、貸していただけると、嬉しいです。

(というか、英語版って、どこにあるんだろ?)

https://www.youtube.com/watch?v=gBumdOWWMhY&list=PLaNzZv_d5-BC12OaFl7Cob2cck2cwqE_k&index=5