植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

愛国心ていうか。

愛国心。という言葉が、僕はあんまり好きじゃないです。

だって、なんで「国」で区切るの?

地球でかんがえたっていいんじゃないの?

それとも、国によって「愛」の定義が違うのかな?


靖国神社には、沢山の特攻隊員の遺書が残されていますが、
その多くが、
「家族やふるさとや、自分の愛する大切な人たちを守りたい」
と表現されていたように僕は感じました。

自分の大切な人の安全や安心や自由を守るために。
が、愛国心の原動力であるような気がします。

じゃあ、自分の大切な人が、世界中にいたらどうすんの?

グローバル、を声高に歌っていながら、
「日本を愛せ」は、ちょっと矛盾してる気がします。

愛国心を育むために、どんなことするつもりなのかは、よくわかりませんが、
僕だったら、愛国心を育むためには、
まずは、大切な人を大切にすることを伸ばした方がいいと思います。
助け合い、支え合い、愛し合う仲間を増やす教育をしたらいいと思います。
関わり、受け入れ、見捨てない。
それを、世界を対象にやっちゃえば、
もうそこには、愛国心ではなく、
愛地球心、が育っちゃうはず。

うーむ。語呂が悪いね。

もういっそ、「愛」でいいんじゃね?

愛を育み伸ばす教育を真剣に考えたら、
なにかいいことあるかも。

時間割に、「国語」「算数」「愛」「図工」とかってね。

ああ、どうしよう。
「受験にあんま関係ないから、「愛」なんて選択しないよ〜。」とか。
うわー。愛にどんな点数つけんのかな。
なんか、愛がだめになりそうな気もしてきた。

でも、愛について、学んだ方がいいと思います。
フロムさんも「愛は学ばないとできない」って言ってるしね。

=以下、蛇足=
そうか・・・
学ぶと、点数をつける、って、本当は関係ないんだな。
学んだかどうか、確かめるためのチェックで、点数が必要なのか・・・
でもそれが、もしも、学びをゆがめている可能性があるならば、
チェックの仕方を考える必要があるかもね。