直感的な違和感や不快感に支配されないって大事。
話をしていて、時々、うまくかみ合わない人と出会います。
かみ合わない理由は、論点がずれるからです。
「あれ、なんの話してたんだっけ?」となりがちな場合は、
たいてい、論点ズレ現象が起きています。
ではなぜ、論点がずれるのか?
それは、そういう人たちが、「単語」に執着しすぎるからです。
文章全体を理解しようとせず、
直感的に違和感や不愉快を感じる「単語」に噛み付く人たちとは、いくら話をしても、通じません。
国会なんかでも、「そんなのいーじゃん」というような、
語尾とか、表現方法とかで紛糾してるシーンを見かけますが、
それも、同じケースかな、と思います。
僕は、こういう、「単語」に異常に反応してしまう人は、
もしかしたら、穴埋め式のテストに一因があるんじゃないかなと思っています。
文章のところどころが抜けていて、そこに単語を選んでいれていく方式のテストが、僕はあんまり好きじゃないです。
だって、それって、消去法とかでも、けっこう埋まっちゃうんだもの。
また、いろんな学校から感想文が届きますが、
ときどき、全員、同じ文章、ということがあります。
違うのは、ごく一部です。
「私は◯◯に感動しました」の、◯◯の部分だけです。
もちろん、全部手書きですよ。
彼らは、すでにできている文章の、四角の中を埋めて、
それを、自分で手紙に書き直しているだけです。
そしてそれを、どうどうと、全員分送ってよこす先生もすごいなと思います。
文章や、言葉は、とても大事なものです。
お互いの意志や心を伝えるためのものだし、
自分が自分と相談するときにも、とても重要なものです。
だからこそ、直感的な違和感や不快感に支配されてしまわずに、
あわてずに、意味をしっかり考えることが大事だと思います。