植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

部活と同じくらい趣味も大事です。

僕は、好きなものがたくさんあります。
その、好きなものを、自分なりにやってきました。
 
僕は、中学生の頃に、自転車が好きになります。
でも、学校には「自転車部」はありませんでした。
だから、自分で勝手に練習しました。
もちろん、大会などにも出たことは無いです。
でも、自分で自転車を全部分解して整備できるようになり、
かなりの距離をツーリングできるようになりました。
もちろん、今でも自転車は大好きです。
 
僕は、飛行機やロケットの勉強が好きでした。
でも、学校では教えてくれませんでした。
期待をして行った大学でも、流体力学は学べたけど、
航空工学はほとんど学べませんでした。
だから、自分で勝手に学びました。
そしてそれは、就職にも役だったし、今の僕の力でもあります。
 
僕は、好きなことを、勝手にやってきました。
その結果、能力が増えました。
 
だから、僕は、学校が提供する部活動とか、なになに大会、とかが無ければがんばれない、というのが、なぜなのか、よくわかりません。
強制されなければ、できない、のかな?
だから、学校を卒業したら、やらなくなっちゃう人が多いんじゃないかな?
 
でも、それだと、社会に出てから大変です。
なぜなら、社会では、学校ほどには強制されないからです。
そして、これからの時代は、主体性が無いと、ロボットに負けます。
ましてや、仕事以外のことは、全部、自分で主体的にやらないといけません。
 
「主体性」を増やすためにも、強制されてやること以外の事をやる時間を作るのは、おそらく、絶対必要なことです。
だから、僕は、忙しすぎる部活は危険だと思っています。
土曜も、日曜も練習すれば、それは、やらないよりは伸びるでしょうが、
「主体性」を失う可能性が高いです。
 
だから僕は「趣味」がとても大事だと思っています。
いくら部活と勉強をがんばっても「趣味」がないと、主体性が足りないかもしれません。
 
会社に職場体験に来る子達に、自己紹介をしてもらうと、
名前しか言わない人が多いです。
「趣味はないの?」と尋ねると、部活の名前を答えます。
「いやいや、そうじゃなくて、家に帰ってからすることってないの?」
と尋ねたら「いやー、べつにー」です。
こういう人は、おそらく、これからの社会で、ロボットに負けるかも。
 
若い人たちには、部活と同じぐらい力はいっちゃう趣味を、ぜひ、たくさんもって欲しいです。