決断は絶対ではない
中学生とか、高校生とか、学生さんとか、社会人とか、
とにかく、「夢」というか「進路」について、
「決断」を迫られている人はたくさんいると思います。
しかし、たいていの場合、
決断に必要な情報が足りない気がするはずです。
そして、決断してしまって、
それがうまくいかなかったりしたらどうしよう・・・
という不安もわいてくるはずです。
だから、決断することが怖くて、
時間稼ぎのための、決断先送りをしてしまう人も少なくないと思います。
で、ちなみにですけど、
(1)決断が正しいか正しくないかは、決断しないとわからない。
(2)100点満点の決断はあり得ない。
(3)決断は絶対ではない。必ず修正が必要になる。
(4)人生は有限であり、意外と短い。
だから
誤った決断をすることよりも、
決断しない方が問題になる事が多いです。
誤った決断をしたなら、修正すればいいだけです。
正しい決断をするために一番いいのは、情報です。
情報を集める努力をすると、正しい決断の確立が高まります。
誤った決断の結果を修正するために一番いいのは、経験です。
経験が豊かであるほど、問題を解決しやすくなります。
しかし、部活や勉強が忙しすぎたり、スマホやパソコンのおかげで大切な時間を潰していたり、毎日の忙しさやルーチンワークに埋没していたりして、
情報を集めていなかったり、新しい経験を積み重ねる努力をしていない人が少なくないです。
そういう人は、不安だから、決断がしにくくなり、
どんどん年齢を重ねて、ますます選択肢が減っていきます。
そして、年齢を重ねるほどに、情報と経験を増やす努力の影響は大きくなり、他の同年代との情報と経験の差が広がっていきます。
その結果、「選ばれない」状態に陥ってる人も少なくないです。
いま、決断できないで迷っている人がいるとしたら、
一番よいのは、情報を集めることです。
そして、やったことがないことをやることです。
そのための時間を取り戻すことです。
生まれた瞬間から、人生は始まっているのです。
そして、人生は短いです。
まわりのみんなが、決断を先送りしてるから、
自分も先送りしても大丈夫、と思わない方がいいです。
人生は、先に決断した方が先に進めます。
決断は絶対ではありません。
どんな決断も修正を必要とします。
(なぜなら、時代は変化してるから)
あしもとしか見ていないと、
この足を踏み出していいのかなあ・・・
間違った道だったらどうしよう・・・
舗装道路の方がいいなあ・・・・
下り坂だともっと楽だなあ・・・
砂利道は嫌だなあ・・・
上り坂は嫌だなあ・・・
なんか、この道の先って、藪みたいなんだけど・・・
と心配になりますが、
ぐっと顔を上げて、夜空に輝く北極星を見つけたら、
真っ暗闇の中でも、東西南北、どっちにだって確信を持って進めます。
大事なのは、「どの道を歩くのか」ではなく、「どこに向かうのか」だと思います。
進路指導の時間は、その能力を磨くための時間にすべきだと思います。