植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

学歴は、封建社会の身分制度によく似てる感じ。

なんとなく、学歴って、
お金で買える身分制度のような気がします。
 
江戸も末期になると、お金でサムライの資格が買えましたが、それに近いかも。
 
で、そういう社会は、身分に関係なく、実力を重視する社会に負けました。
 
でも、新しく生まれた社会でも、また身分制度が育ちました。
 
なぜかな?
 
そりゃ、身分制度の方が、楽です。
身分さえ手に入れば、努力しなくても楽ができます。
そして、努力しないで楽をすると、能力は低下する一方なので、ますます身分にすがらないと生存できません。
だから、身分制度は、どんどん強化されてしまいます。
そして、社会は腐ります。
 
身分が違うと、努力したってムダさ。がんばったってムダさ。
という、江戸時代の平民の嘆きは、
学歴がないと、努力したってムダさ。がんばったってムダさ。
という、現在の嘆きと一緒のように思えます。
 
だからおそらく、次に起きる革命は、
この身分制度との戦いかもしれません。
 
学歴という身分制度の価値を無価値にするような革命です。
 
もちろん、これは、学問を無意味とする革命じゃないからね。
学問と、学歴は、まったく異なるものです。
 
本当により深く学びたい人や、探求したい人が、大学に行くといいと思います。もちろんそれは、何歳でもオッケーです。
そうしたら、きっと、日本の大学は、すさまじい成果を上げるかもしれません。
 
もちろん、学費や、進学に必要なコストも下がります。
成績や偏差値が低いからって、自分をあきらめなくてよくなります。自分の好きなことが評価されるようになるかも。
(なにせ、好きこそもののじょうずなりけりで、好きなことは、能力が高まってしまうから。現在は、好きなことは、勉強の妨げになるので禁止されるので、能力が伸びません。)
 
この革命を実現できるのは、先の記事でも書きましたが、
まずは「企業」です。
企業が、採用条件から「学歴」を外すだけで、
日本は革命的な進化を遂げられるかもしれません。
 
いや、まじでさ。