植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

個人情報保護に関しての疑問

最近、個人情報が大量に盗まれる事件がありました。
これでまた、企業はさらに社員を信用しなくなるでしょう。
でも、僕は、個人情報保護には疑問を感じます。

銀行でお金を借りる時などには、
沢山の書類に署名捺印をしなければなりません。
それが、急に増えたのは、個人情報保護されるようになってからです。
なにせ、書類の約半分が、個人情報保護に関しての書類だからです。
でも、その書類にも疑問を感じます。
「個人情報を悪用しません」というような内容です。
でも、それって、当たり前のことじゃないの?
企業と何か契約する時に、企業側から、
「私はあなたをだましません」という書類を出されますかね?
個人情報保護に関する契約の書類のわりには、
一方的なことばかりで、個人情報を漏らした場合のペナルティの項目もないのも、それって相互契約になるのかな?と思います。

個人情報を守る必要が生じたのは、
無理な勧誘などの、押し売りまがいのビジネスが増えたからじゃないでしょうか?
でもそれらは、押し売りを禁止する法律を強化することで
対策するべきだったのではないかと思います。
個人情報が保護されるようになって、
学校で生徒の住所録やPTAの連絡網にも支障がでています。
個人情報は高騰し、個人情報を守るための費用が増えました。
それで儲かったのはだれかな?と思います。
しかも、ダイレクトメールも、無理な勧誘電話も減りません。
個人を特定するような特殊詐欺だって、増える一方です。

なんとなく、現在の個人情報保護は、
その維持コストの割には、効果があんまり感じられません。
見直してもいいのではないかな、と思います。