植松努のブログ(まんまだね)

基本的に、facebookの僕の記事を転載します。

8月27日は13時から群馬県太田市のイオンモールで講演です。

今度の土曜日は、群馬県太田市イオンモールで、
60分の講演をさせていただけます。
 
思えば、スタート地点かも・・・
僕は、児童養護施設で、児童虐待にあった子ども達と出会い、
いろんなことを考えました。
そして、自分がされていたことを思い出しました。
あまりにもつらくて、封じ込めていた記憶でした。
小学校の1年生から3年生までの担任の先生は、
生徒に気分次第で暴力をふるう人でした。
でも、その人は、家で旦那さんから暴力をふるわれていました。
暴力は連鎖します。
でも、自分より強い相手にかかっていく人を見たことがないです。
必ず、自分より弱いもの、歯向かわない者に向かいます。
だから、最後に子ども達が犠牲になるのかも・・・と思いました。
その先生が、よく使っていた言葉が「どーせ無理」でした。
 
僕は、「どーせ無理」で自信と可能性を奪われた人が、
自分より弱い人の自信と可能性を奪うのかも・・・
それが、児童虐待などにつながるのかも・・・
と考えました。
 
でも、人間は、最初は「どーせ無理」を知りません。
知らないで生まれてきます。
そんな「どーせ無理」を学ぶのはいつかな?と考えたとき、
僕は、「ああ、宇宙だ・・・」と思いました。
 
宇宙は、誰もが小さい頃にはあこがれます。
でも、気がついたら、「よほど頭が良くないと」「すごくお金がかかる国家事業」と思い込まされて、あきらめさせられます。
僕自身、飛行機やロケットが好きでした。
子どもの科学という雑誌の、二宮さんの紙飛行機が大好きで、飛行機の設計のまねごともしていました。
でもそれは、学校の成績に関係なかったです。
だから、中学の先生には、「飛行機やロケットなんてのは、東大に行かないと無理だ。お前の頭で行けるわけがない」と教えられます。
でも、僕は、飛行機やロケットを作る仕事ができたのです。
 
僕と同じ目にあう人を減らしたい。
どーせ無理に負けない人を増やしたい。
と思ったのですが、僕はその頃、ロケットを作れませんでした。
だから、僕は、二宮さんの紙飛行機教室をはじめました。
その最初が、千歳のイオンモールのシネマステージでした。
最初に来てくれた人は、1日で、3人でした。
でも、それが、僕の児童虐待との戦いの第一歩でした。
 
そして、それから12年。
群馬県太田市イオンモールのシネマステージでしゃべれます。
これも、何かの縁なのかなあ・・・と思っています。
 
イオンモールですから、交通の便もいいし、駐車場も完備だし、入場制限もなさそうだし、入場無料です。
今回のは60分だから、小学生でもがんばれるかも。
一般の方向けの講演は、とても少ないので、これは貴重な機会だと思います。
27日の、13時からが僕の出番です。
もしも、よければ、来ていただけたらうれしいです。